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12-side K ページ25
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何故か急に申し訳なさそうに慌てだした彼女が可笑しくって
「Aさん」
「はい...?」
「ありがと」
今の気持ちを言葉にしたら、ふと稜雅の言葉を思い出した
"彼女が自分のために一生懸命になってくれんのが堪んなくてさ、その度にずっと一緒にいてぇなって"
こういうことなのかな、って
「ごめんなさい...」
「謝んないで
ありがとう」
尚も申し訳なさそうにするAちゃんをつい虐めたくなる
「そんな申し訳ないって顔するなら、なんで生きてるのって言ったことを反省してください」
「あれは...!撤回です!」
「もしAちゃんがつまらないことで死んだら墓の前でずっと文句言ってやる」
「〜っ!もうあんなこと思いませんから!」
「あははっ」
「からかわないでくださいっ」
顔を赤らめて反発するAちゃんとずっと一緒にいたいという思いを強めながら
俺は決意を固めた
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時