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side 四郎
パーク内を見学して土産屋に入る。
この金額で買える量って…………兄さんず………結構買えちゃうんだけど。
これ持って帰るんだよね？
「誰かキャリーバッグ空いてない？」
「イチくんぐらいかな？
元々スカスカだったからさ。
脱いだ服もくるくる纏めてたしね。
後は……四郎と五郎は？」
「少し余裕あるかな？
ジロ兄とサブ兄は？」
「俺……そのまま洗濯物入れる袋にぐしゃって入れるからかな？
来る時よりパンパン」
「…………」
ジロ兄……サブ兄の話聞いて遠くを見たね？
と言う事はジロ兄もサブ兄と同じって事か。
だったら……
「イチのキャリーバッグに入れよう。
１番余裕ある筈だから大丈夫だろ？」
「だな……でも元々が１番小さなキャリーバッグなんだけど。
それにこの量、入るか？」
「どうにかしよう。
兄さんず、空港まで迎えに来てくれるだろ？
だったら即渡したいじゃん」
一応、目安を決めてゴロに連絡した。
ゴロたちも終わって待ってるらしい。
お疲れのイチに糖分補給してる。
食べれるんなら大丈夫だな。
早々に合流する事にした。
２人のいるカフェに迎えに行き、各々食べた。
もう直ぐ昼ごはんなんだけど？
『別腹〜』
……だそうだ。
俺は生憎……別腹を持ち合わせてないからコーヒーだけ頼んで皆のを１口ずつ味見した。
空港に向かいながら
「〆はやっぱりラーメンだよね」
なんの〆だよ。
でも………きっと北海道旅行の〆とか言うんだ。
わかってるから突っ込まないでいよう。
「なんの〆だよ」
あ、ジロ兄が突っ込んだ。
答えわかってんのに、わざわざ突っ込む？
「北海道旅行のだよ」
ほら正解。
突っ込むまでもなかったろ？
車の中でイチの体温を計る。
３７.８℃………上がってきたか。
「空港に温泉と休憩室、仮眠室まである。
ラーメン道場ってのもあるな。
有料でも仮眠室取って休もうか、イチくん。
後は温泉なりラーメンなり自由に行けばいい。
三郎……３時間内なら全部回ってよし！」
ジロ兄が調べてくれて、それで皆、了承した。
イチの回りでぼーと固まっててもイチが気にするだろうから、それが１番いいだろうな。
「シロ、イチの熱がマシなうちに温泉入って帰ったら即寝るって大丈夫かな？」
「イチ次第でありかな？
飛行機の中はずっと寝てるだろうしさ」
「食べれるならごはんも食べようか、イチ」
ゴロが優しく尋ねるとこくんと小さく頷いた。
体調不良を自覚しだしたかな？
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蒼羽(プロフ) - 青黄赤緑紫LOVEさん» コメントたくさんとお気に入り登録ありがとうございます。うちの三男さんはどっちも１番美味しい所取りしてると思います。実は変幻自在な子として位置付けてます。のんびりとしたお話なので、息抜きにほっこり読んで下さい。これからもよろしくお願いします！ (2021年12月16日 12時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - これからも蒼羽さんのペースで構いませんので更新、楽しみに待ってます。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 仕事と家事の合間に息抜きを兼ねて引き続き読ませていただきます。先月からお気に入り作者登録させていただいています。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 話の内容(情景)が鮮明に浮かび舞賀家や五十嵐家を覗き見してる感じでメイン(目線？)感情移入してキュンが止まりません。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 11月中旬頃から『小さな温もりを集めて』を知り一気に拝読させていただきました。五十嵐兄さんズも舞賀兄弟も各々、特徴ある個性を表現されてるからなのでしょうか？ (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年11月10日 11時
