色褪せない恋を夢見て【緑】

〇１３ ページ13

.



















終わった！！！



「お疲れ様です！お先に失礼します！」

桃『は、嘘やろ定時ぴったり…』








"19時に西口待ち合わせな！"
と、メッセージが来てからの私の仕事の速さといったら
小瀧くんが驚くほど。笑



今日は髪とメイクを適当にしてきてしまったから
1度帰宅して準備をする





「よし、完璧」


彼に会うためにメイクをして、服を着て、髪を整えて ､
久しぶりだな このわくわく。



















緑『Aちゃん！こんばんは』

「こんばんは！」

緑『急に誘ってごめんな』

「いえいえ、嬉しかったですよ」

緑『なら良かった、服もメイクも可愛くして来てくれてありがとう
ほな行こかー！』




…ちょっと気合入れすぎたかな、
着替えてメイクしてきたこときっとバレちゃってる 笑



















神山さんの知り合いが居るという暖簾がかかったお店に到着し、
いらっしゃーい！と明るい店員さんに迎えられる




緑『照史くんー！お久しぶり！』

橙『モンチ！久々やなあ！…あら彼女さん？ 』



ツンとした髪型の店員さん
覗き込まれるように見られてちょっぴり緊張してしまう







緑『もう、ずっと居らんの知ってて言うとるやろ笑
この子はAちゃん。最近仲良うなってん！』


「はじめまして、」


橙『…はじめまして、なんやバリ可愛ええやんけ、
なんかキュンとしてしもうたわ 笑』


緑『あかんあかん！キュンとすな笑
奥の個室空いとる？』

橙『空いとる！後でお冷持っていくわな』




照史くん、という店員さんに頭を下げて
奥へ進んでいく神山さんについて行く

















．

〇１４→←〇１２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す