となりの相楽さん【銀魂】

第一訓『人間の裏なんて見るモンじゃない』 ページ4

「はぁああ…屋根から百万円かなんか落ちてこねェかなー」



――そう気だるげにぼやくのはこの銀髪の男。



坂田銀時、万事屋銀ちゃんを経営している社長である。とはいえ、まだ彼の他に従業員なんて誰もいないが。


この日も変わらずにただボーッと一人で依頼を待ち続ける銀時。だが宣伝活動等もあまりしてなければ依頼が来る訳もなく、まるでアテのない旅を続けているようだった。


銀時「あーだりィ…ババァのとこでも邪魔しに行くか？」


ソファーに寝っ転がってジャンプを読みながらそう零す銀時。これでも一応立派な成人済みの大人なのである。


ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘｯ、ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘｯ！！



――するとそんな中、不意に机に置いてあった黒電話が鳴り響く。



銀時「え…マジで？依頼来たよ、嘘だろオイ何ヶ月ぶりだよ！？」


待ってましたと言わんばかりにそう喜びながら電話を取る銀時。


そして、喋る。



銀時「はい、万事屋銀ちゃんです……


はい…はい……


おー、大丈夫ですよ。じゃあ一時間後に○○喫茶で。はい、待ってまーす。」


そう言って、電話を切る銀時。



銀時「……よっしゃあああああ！！！報酬高いのキター！！」


かと思えば、先程の無気力さはどこへ行ったのかというくらいにピョンピョン飛び跳ねて喜んだのであった。


その直後下にいるお登勢に怒鳴られて自慢の天パを毟られそうになったが。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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