となりの相楽さん【銀魂】

その４ ページ27

「何するでござるか、逃げるは武士の恥でござるよ銀時殿。マジださ☆1000%でござる」


銀時「うるせェェェ！！俺達を助けるどころか余計な罪増やしやがって、何しに来たんだテメェは！！！」


「拙者は祖父の代わりにお使いにきただけだったのだが、途中で花火が2発上がってて…いやぁ驚いたでござるよ〜」


銀時「いやそれ花火じゃなくて爆弾んんんん！！どんだけ能天気なのお前！！」


少女「銀ちゃん誰アルか、このサムライモドキは」


新八「ぬわァァァワン公いっぱい来たァァァ！！銀さんマズイです！！」


銀時「あーはいはい後で説明すっから今はとりあえずっ…ってワン公来てんの？！ぎゃあァァ助けてェェェ！！」


そこで大勢のワン公達が襲いかかろうとした、次の瞬間……


？「…手間のかかる奴だ。」


錫杖が鳴る音が響き、ある笠を被った男が役人達の頭を踏み台にして一気に銀時達の元へ飛ぶ。


役人「げふっ！！」


銀時「！」


男は無事着地をすると、笠を上げて顔を顕にした。


？「逃げるぞ、銀時に相楽殿」


そう言う男にA、新八や少女は首を傾げるものの、銀時はその顔に見覚えがあったようで…


銀時「おまっ…ヅラ小太郎か！！？」


桂「ヅラじゃない桂だァァァ！！」


銀時「ぶふぉっ！！て、てめっ、久しぶりに会ったのにアッパーカットは無いんじゃないの！！？」


桂「そのニックネームで呼ぶのはやめろと何度も言ったはずだ！！」


そうくだらない争いを繰り広げる中、未だに状況が掴めないAは横にいた少女と新八の方に向く。


「えーっと…改めて初めましてでござるな。拙者は銀時殿の友達の相楽Aでござる。はいこれ名刺」


新八「あっ、最近万事屋で働き始めた志村新八です…よろしくお願いします、相楽さん」


神楽「同じく銀ちゃんのとこで働いてる神楽アル。よろしくナ」


銀時「人が争ってる横で何律儀に名刺もらってんのお前らァァァ！！」


お前らもソイツに流されてんじゃねーよ！と銀時は叫ぶ。


銀時「つーかお前なんでこんなとこに…！」


そう桂に言いかけた銀時だが、追手が来る事に気がついてひとまず走り出す。


桂「話は後だ銀時、行くぞ！！」


銀時「チッ…A、オメーもまたなんかやらかす前に着いて来い！」

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