恋愛初心者 ４ 【Fischer's 】

タイプ ページ3

シ「んじゃ次、お前の番。 なにが知りたい？」


「えっ、そういうシステムですか」




交代交代で質問するの？

頷くシルクさんに、私は言いづらいながらも、次に女子高生ちゃんに言われた通りに尋ねる。




「じゃあ……す、好きな人のタイプ…とか」


シ「……今日どうした？」




真面目な顔で覗かれて心臓がバックバクに跳ねる。


女子高生ちゃん〜〜！！
やっぱ唐突にこんな質問は無理があるよ……っ。




シ「ふっ。まーお前のことだから大した意味なんて無いんだろうけど(笑)」




ごまかせた？！

ホッと息をつくと、隣ではシルクさんが頭を悩ませていた。




シ「タイプねー……。う〜〜ん」


「シルクさん、モテるでしょう？」


シ「否定はしない」




うん、清々しくていいと思います(笑)




「シルクさん有名な方ですもんねー」


シ「まぁ自分で言うのもあれだけどな(笑)」




モテるだろうことはもう想定内だ。

うんうん、と納得して頷いていると、「あ。でもー…」とシルクさんが続けた。

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