LOVE SCENARIO 4 (ページ4)

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誰。ページ4

THSide

イライラする。

抱きついてきた男と仲良く話す姿が。

煮えたぎるようなこの気持ちを人は嫉妬と呼ぶのだろう。

だって、知らないAなんだ。

俺の知らないAなんか見たくなかった。

TH『Aこいつ誰。』

敵だって確信した。

ウヌくんには感じなかったこの違和感。

目が同じなんだ。

俺と。

『あ、この人は… RY『アニョハセヨ。カタヨセリョウタイムニダ。』』

TH『…。A離してください。Aは俺のなんで。』

この言葉を言えばAが顔を赤らめた。

可愛い。

そして、その真っ赤なりんごみたいに赤らめた顔を見た目の前の男は嫉妬の色に目を変えた。

RY「ふーん。宣戦布告？」

日本語で難しくて分かんなかったけどただ、彼も

俺を敵として見ていた。

TH『ヌナ。行こう。』

『あ、テヒョン。待って。』

今すぐここから逃げ出したかった。

Aがいなくなりそうで怖かった。

僕達は運命に嫉妬され続ける。