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振り向くと花宮が見たこともない顔で、壁を殴っていた。
花宮「出ていけよ」
今吉「おー。怖ッ。物に当たるのは感心せぇへんでー」
花宮「いいから!出てけ!そもそもアンタの部屋じゃねぇだろ!」
今吉「わかったわかった。今日のところは出てくわ。あ、でもAちゃん、恋愛のこと考えといてやー?ワシは本気やからね?」
そう言って今吉はウィンクしてニコニコしながら手を振って出ていった。
花宮「ハァ」
A「花宮くん?どうかしましたか?」
花宮「お前、変なのに好かれすぎだろ。」
A「好かれる?あれってファンサですよね?」
花宮「…本気で言ってんのか?」
A「え?だってあの今吉先輩ですよ!?気が利く子がタイプの今吉先輩ですよ!?私、好きな人にしか気を使わないと決めているので絶対からかってるだけですよ!」
花宮「あの人本気って言ってただろ。」
A「言ってましたけど…」
花宮「まぁ気をつけておけよ。お前は俺のことが好きなんだからな」
A「もちろんですよ!」
花宮「じゃあ恋愛とか変なこと言われたら断れよな」
A「わかりました!」
花宮「…つーか、お前さ」
A「はい?」
花宮「恋愛のこと考えたりしてんのか?さっきあの人が推しと恋愛はちがうとか言ってた時に否定しなかっただろ。」
A「それはですねー、恐れ多いからですよ。花宮くんには世界で1番幸せになってほしいんです!私なんかじゃダメですよ!私性格悪いし、バカでもないし……」シュン
無意識のうちにAの顔が曇ったのを花宮は見逃さなかった。
花宮(そんな顔もできんじゃねぇか。つーかその顔が答えだろ。)
A「まぁ!とにかく!花宮くんの幸せを願ってます!私!」
引きつった笑顔で笑ってみせるA。
その顔をみて花宮は高揚した。
花宮「ふはっ本当にバカだなAは。」
A「バカじゃないですよ!」
花宮「バカで最高にかわいいな?」
ボンッ
A「///」
あまりの推しの供給過多にAはキャパオーバーをおこし、気絶してしまった。
花宮「あ?寝ちまったのか?ったく、仕方ねぇな。」
花宮は、Aをそっと抱き上げると布団に寝かした。
花宮「おやすみ。A」
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れーな(プロフ) - 稔さん» いえいえです!全然大丈夫です!コメント嬉しいです^^これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (1月16日 2時) (レス) @page44 id: 5581d3cb30 (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - れーなさん» 返信ありがとうございます!人違いかもしれません( ˊᵕˋ ;)その方と名前も雰囲気も同じで花宮と今吉さん推しでコスプレとかもしてた方でもしかしたらと思ったのですが……すみません。こちらこそいつも楽しませて頂いてます。ありがとうございます (12月25日 13時) (レス) id: 333049d886 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 稔さん» ありがとうございます(*^^*)ツイキャスはしてなかったですが、10年前から推してます⸜(*˙꒳˙*)⸝Twitterにはいましたよ♪そして、コメントいつもありがとうございます! (10月29日 23時) (レス) id: 5581d3cb30 (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - れーなさん» 最近は体調不良の方多いので気をつけてください!あと、れーなさんって10年近くまえツイキャスとかしてましたか?花宮推しで似た感じの方と関わったことあって…もし違ったら申し訳ないのですが気になってしまって、 (10月29日 12時) (レス) id: a082438325 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 稔さん» ありがとうございます!体調不良でお休みしていましたが、更新再開します! (7月5日 15時) (レス) id: 5581d3cb30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーな | 作成日時:2022年10月24日 4時