悪童様に愛を謳う2

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A「あの！さっき言いかけてたことって」

花宮「ん？あぁ、あれか」

A「はい！」

花宮「…内緒だ」

花宮は口元に人差し指をあてクスリと笑った

A「グハッ！」

Aは足元から崩れ落ちる。

しかし、床に倒れた感覚がやってこない。おかしいと思い目を開けると

花宮「こんなとこで転んだら危ねぇだろうが。」

Aは花宮と手を繋いでいたため、花宮に抱き止められていたのだ。

A「す、すみません花宮くん///ちょっと興奮してしまって…」

花宮「…もう慣れた」

A「えへへ」

花宮「お前の反応は見てて飽きねぇからな。」

A「ありがとうございます！これからも飽きられないように頑張ります！」

花宮「そのままでいろよな。これ以上おかしな事になったら困る」

A「わかりました！」

花宮「つーか、この旅館広いな。」

A「ですね！売店とかあるんでしょうか？」

花宮「さぁな。入口にはあったと思うが俺もここは来たことねぇし、それ以外はわかんねぇよ」

A「入口の他だと地下とかにありそうなイメージですけどね！」

花宮「まぁとりあえず、入口行ってみるか」

A「ですね！…あの、手が」

花宮「あ？嫌なのかよ」

A「繋いでていいんですか！？花宮くん嫌じゃないですか！？」

花宮「嫌なら最初から繋いだりしねぇよバァカ」

A「う、嬉しいです///」

花宮「あんま可愛い顔すんなよな」ボソッ

A「はい？なにか言いましたか？」

花宮「なにも言ってねぇよ」

A「私今までの人生で1番幸せかもしれないです！」

花宮「バカかよ」

A「バカでもいいです！幸せですもん！」

花宮「これからもこんな事くらいおきるだろ」

A「私にとっては奇跡みたいなんですー」

花宮「そうかよ。」

A「そうですよ！推しと手を繋いで温泉旅行なんて私前の世界で無意識のうちに徳積みまくってた可能性ありますもん！」

花宮「ふはっお前が徳？笑わせんなよな」

A「笑った顔尊い///」

花宮「本当、バカだなお前」

A「バカでもいいです//あ！売店ありましたよ花宮くん！」

花宮「結局入口まで戻ってきたな。」

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