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嫌な予感が当たってしまったらしい。
『…何であんたがここにいるの』
「え、A！？久しぶりじゃん！」
そう馴れ馴れしく肩を組んでくるコイツは、角崎英介。
ホテルで働いていた時の、いわゆる同期というやつ。
英介「急に辞めて心配してたんだよ〜」
『別に良いでしょ。で、ここで何してんの』
英介「相変わらず冷たいなぁ、久々の再会なのに」
『ウザイ。質問に答えて』
英介「ウザイは酷い！」
聞きたいのは、なんで鹿楓堂(ウチ)の前に居るかなんだって。
どうやら椿くんとも何か話してた様子だし。
英介「あれ、もしかしてAここで働いてんの？」
『そうですけど何か』
英介「そっかぁ。益々気になっちゃうな」
さっきから、にやにやと楽しそうに笑みを浮かべるだけ。
そうこの男は、昔からヘラヘラとしてて心の内が見えないのだ。
何を考えてるのか分からないし、あの笑顔の裏にはいつも裏があるとしか思えなくて。
私はからかわれてばかりで、こいつが苦手だった。
英介「ここのパティシエくんと対決したくてさ」
『椿くんと？』
英介「そう。Aも彼のスイーツをもっと皆に知ってもらえたら嬉しくない？」
『皆に、知ってもらう…』
椿くんのスイーツは、見た目も味も全て拘っていて本当に素晴らしいし
それが世に広まるのは彼にもお店にとっても良い事。
『勿論、嬉しいに越したことは無いけど』
英介「だよね！じゃあ、俺がホテルの三ツ星パティシエって事は皆に黙っててくんない？」
『え、どういうこと？』
彼が言うには、今度スイーツコレクションというスイーツ対決の番組に出るらしく、その対戦相手にこの鹿楓堂を選んだという。
そして何故か、自分はその仲介の業者だと嘘を付いたらしい。
…何でまた、そんな面倒くさいことを。
英介「とりあえず、そーゆー事だから！また当日会えるの楽しみにしてんね〜」
『え、ちょ、待って！』
私の呼び止める声は聞かず、嬉しそうに帰って行く。
いつもそう。
からかわれて振り回されて、こっちの話は聞いてくれない。
あんなんでも一応、“鬼才”とまで言われる一流のパティシエなんだけど。
『…ほんと、変わんないな』
変わらず接してくれた事に嬉しさを感じるのと同時に、
両手の荷物で買い出しの途中だった事を思い出して、急いでお店に戻った。
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しゃち(プロフ) - みたらしさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)ドラマすごく良かったですよね〜最終回迎えてロス気味です、、応援ありがとうございます！！これからも楽しんできて頂けると嬉しいです(≧▽≦) (2022年4月8日 15時) (
レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 私もドラマを見てハマりました！更新頑張って下さい！ (2022年4月7日 9時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは。しゃちさんからの友達申請ありがとうございます！申請許可したので、仲良く出来たら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2022年2月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音（ゆのん）さん» そうなんですね、ありがとうございます！申請してみます！ (2022年2月10日 18時) (レス) id: 3c2bff670d (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - 私の方からもう一度メッセージを送ってみるので通知が来たら申請の許可をお願いします。 (2022年2月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2022年2月1日 0時
