▽１＿＿＿episode０.５ ページ1
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『は〜疲れた』
ときたか「皆さん、お疲れ様です」
ぐれ「俺はこれぐらい忙しい方が楽しいけどね！」
ランチタイムのピークを終え、やっとお客さんがいなくなった店内。
今日は土曜日ということもあって、休む暇が無いくらい忙しかった。
スイ「お茶を入れたから、休憩しよっか」
一通り片付けが終わってテーブルに項垂れていると、スイの優しい声と共に緑茶が入った湯呑みが置かれた。
『やっぱスイが淹れるお茶は美味しい…』
スイ「Aはいつもそう言ってくれるから、淹れる甲斐があるなぁ」
嬉しそうに微笑みながら私を見るものだから、つられて私も嬉しくなる。
『あー、緑茶飲んだら甘いもの食べたくなってきたなぁ』
ギクリと、私がワザと大きな声で言ったそのセリフに対して反応する一人。
『椿くんが作った美味しいスイーツが食べたいなー』
椿「…あーもう！分かったから、待ってて、っ！」
『やった！椿くん大好き〜』
椿「っ、うるさい」
怒りながらもキッチンに入っていく後ろ姿。
こう言えば断れないのを分かっている私は、彼の優しさにつけ込んで自分でもズルいと思う。
でも、食べたいものは食べたいんだから。
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椿「はい、どうぞ」
『えっ、ガトーショコラだ！私が一番好きなやつ』
椿「たまたまあったから…」
そう目を逸らして小さく呟くけど、いつも冷蔵庫にガトーショコラが常備されているのは知っていた。
それが何の為かは知らないが、私が一番好きだと知っていながらこのタイミングで出してくれる椿くんはやっぱり優しい。
ぐれ「初めて来た時もそれ食べてたな！」
『ふふ、よく覚えてるね。そうだよ』
ときたか「私も、Aさんが美味しそうに食べていたのを覚えています」
『えっ、私そんなに顔に出てたの？』
スイ「うん！凄く幸せそうな顔してたよ」
幸せそうな顔、かぁ。
勿論、私もこの店に初めて来た時の事ははっきり覚えている。
『あの頃は、仕事に悩んで疲れ切ってたから…』
スイ「そんなAを救ったのがこの“鹿楓堂”だからね！」
椿「そんな大袈裟な…」
『うん、そうかもしれない』
椿の声を遮ると、まさか肯定されると思っていなかったのかスイ本人も私の返しに驚いていた。
言う通り、私はこの鹿楓堂に救われたんだと思う。
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しゃち(プロフ) - みたらしさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)ドラマすごく良かったですよね〜最終回迎えてロス気味です、、応援ありがとうございます！！これからも楽しんできて頂けると嬉しいです(≧▽≦) (2022年4月8日 15時) (
レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 私もドラマを見てハマりました！更新頑張って下さい！ (2022年4月7日 9時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは。しゃちさんからの友達申請ありがとうございます！申請許可したので、仲良く出来たら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2022年2月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音（ゆのん）さん» そうなんですね、ありがとうございます！申請してみます！ (2022年2月10日 18時) (レス) id: 3c2bff670d (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - 私の方からもう一度メッセージを送ってみるので通知が来たら申請の許可をお願いします。 (2022年2月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2022年2月1日 0時
