膠着状態 ページ22
あんまし投稿できてなかった分、連続でお送りします！
どーぞ↓
―――――――――――――――
部屋のドアからガチャガチャと音がする。
どうやらヒメさんは鍵をかけてあったらしく、開けるのに手間取っている。
鍵開けが得意なシャオちゃんが居るだろうに苦戦するとは、流石軍基地の鍵だなぁと改めて感心してしまった。…こんな風に客観視してしまうのは悪い癖だと思いつつも、ただ立っていることしかできない自分はなんて滑稽なことだろうか。
ガチャン！！
いかにもな音が鳴り、ドアが開く。
と、その瞬間。見慣れた緑色がものすごい速さで視界に飛び込んできた。
zm「ヒメ！！何があったんやっ…… 」
そう叫ぶなり、驚いた表情をして固まってしまった。
更に一番初めに飛び込んできたゾムさんに続いて、シャオちゃん、シッマ、大先生が入ってくる。
他の人も無言になってしまった。
誰一人話すことのないこの膠着状態を壊したのは、ヒメさんの弱弱しい一言だった。
「…ッシャオちゃんっ、たすけて…。」
凄くか細く、普段の騒がしいwrwr軍ならば聞きのがしてしまうであろうというこの声は、真っすぐにみんなの耳に入った。
と、それとほぼ同時に視界が歪んだ。
それはシッマからの回し蹴りによるもので、僕は本棚に衝突した。
『…っけほっっ！？』
見事にみぞおちにヒットしたようでむせてしまう。
ut「ヒメちゃん大丈夫だった！？」
sho「ヒメ、何やられたん？ゆっくりでええから俺たちに話してみ？」
ヒメさんを囲みながら、彼らは言う。
「…ッ、スッ、スイちゃっ…がッ、わた、私…っのこと、急にｯ…」
zm「一旦落ち着こ？な？ほら深呼吸しぃや。」
まるで僕なんて居ないかのようだ。
すると、インカムが繋げてあったようで、ストップが入った。
gr「待て、ゾム。状況把握は全員で行おう。ヒメと…スイを連れて来てくれ。」
どうやら場所を変更するようだ。
syp「ヒメさん。会議室行きましょう。」
cin「そうですね。大丈夫です。今度は俺たちがついてますから。」
いつの間にか来ていた二人が、未だに鼻をぐすぐすさせているヒメを連れて出て行った。
…殺気が強い。
いろいろ言いたいことはあったようだが、そうはいっても彼らは幹部。感情を抑えて、質問攻めにはしてこない。
手首に痛みが走ったが、それはzmさんが僕を素手で拘束していたようで、何も言わずに引っ張っていく。
僕は何も言えず、ただただ後ろについていくことになった。
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さば餅 - ライ@Mallowさん» ありがとう！大好きだなんてそんな…こっちが感謝感激雨あられですよ！！ほんまあざす！ (2022年1月6日 15時) (
レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 夜空。さん» かわいくなんてないですよぉ！←きm ありがとうございます！じゃあ今後はそらさんって呼びますね！ (2022年1月6日 15時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
ライ@Mallow - ヒェ…じ、自分の名前が他の方の作品に載っている…！？ｯｽー……ありがとうございます！！！！！！！(感激)続編おめでとうございますさば餅さん大好き！！！！ (2022年1月5日 9時) (レス) @page50 id: 74ae029d2d (このIDを非表示/違反報告)
夜空。(プロフ) - さば餅さん» さば餅様、かわいいです！ありがとうございます！！！分かります！！順位つくのバリバリ嬉しいです！！唐突なあだ名いいですねwそらさんって呼んで貰っても構いませんy((((((( (2022年1月5日 4時) (レス) id: b3372c1651 (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 厨二病のぽん酢さん» ありがと！がんばるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ(発狂) (2022年1月4日 21時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さば餅 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sabamochihome/
作成日時：2021年9月11日 2時
