2人でふたり【ヒロアカ】

何も見えなくなっていた ページ26

飯田「轟君やはり俺が引く」



焦凍「お前腕ぐちゃぐちゃだろ」



比較的軽傷の焦凍が縛ったヒーロー殺しを引きづる

緑谷は復活したヒーローにおぶられていた




「悪かった...プロの俺が完全に足でまといだった」



緑谷「いえ...1対1でもヒーロー殺しの"個性"だともう仕方ないと思います...強過ぎる...」




『...今回は運が良かった
3対1の上にヒーロー殺しのミス(・・)があったおかげでギリギリ勝てた』



焦凍「あぁ。
多分焦って緑谷の復活時間が頭から抜けてたんじゃねぇかな

ラストの飯田のレシプロはともかく...緑谷の動きに対応が無かった」



本当にギリギリの戦いだった

3対1のそのうち1人はヒーロー殺しの粛清対象(・・・・)で怪我人のプロヒーローもいつ命を取られてもおかしくは無かった

相手は個性を完璧に使いこなしていて、
だからこそのあのスピードに躊躇の無い攻撃


本当に運が良かった




「何故お前がここに！！！」



緑谷「グラントリノ！！！」



路地を抜けた所で緑谷の職場体験先のヒーローグラントリノが現れた

見た目はご老人だが立派なヒーローである




ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「座ってろっつったろ！！！」



緑谷「グラントリノ！！」



緑谷はそんな彼に思いっきり顔を蹴られている


Aは勢いにビビって焦凍の背後に隠れた
焦凍は頼られてムフフ顔である




「エンデヴァーさんから応援要請承ったんだが...」


「子供...！？」


「酷い怪我だ救急車呼べ！！」


「おいこいつ...ヒーロー殺し！！？」



遅れてやって来たプロヒーロー達は情報量の多さに困惑している




焦凍「あいつ...エンデヴァーが居ないのはまだ向こうは交戦中という事ですか？」




応援要請をした本人が居ない様子を見て焦凍が聞いた





緑谷「あぁそうだ脳無の兄弟が...！」



「あぁ！あの敵(ヴィラン)に有効でない個性(やつ)がこっちの応援に来たんだ」



互いに状況報告をし合う中、その背後で飯田が動き出した





飯田「3人共...僕のせいで傷を負わせた
本当に済まなかった...」




そう言って彼は深く頭を下げた







飯田「何も...見えなく...なってしまっていた...！」

一票は私→←逆に

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す