【男主】ご主人様【歌い手】

魔法使いと化け狸 ページ11

...あ、そうだ。今の俺の状況見る？

“なぜだか”眠ってしまった真冬さんに抱き枕にされて、俺の目の前で浦田様と坂田様が爆笑なさってるよ()

なんでこういう時に寝ちゃうかなぁ！？

さか「ふ、ふふふｗｗｗｗだいじょ、大丈夫？ｗｗｗｗ」

「大丈夫じゃねえですね。助けろください、切実に。」

いや結構この体制きつい！

うら「真冬くんどこでも寝るからねｗｗｗ彼方さんよりも寝てるときあるからねｗｗｗ気を付けてねｗｗｗｗｗｗ」

「...あの、浦田様と坂田様。」

さか「なにー？ｗｗ」

「真冬さんと彼方さんの弱点とか、あるんですか？」
興味本位で聞いてみた。

うら「うーん...あるっちゃあるーかな？」

「え、教えてください気になります。」

さか「えー、どうしよっかなー。」

うら「それはね〜...うーん、やっぱ言うのやめたー。」

「えー...じゃあじゃあ、坂田様と浦田様って種族とか何なんですか？」

うら「あれ？もう教えてもらったの？」

「はい。いくつか彼方さんに教えていただいたんですが...浦田様は狸が混ざってるんですか？」

うら「うーん...厳密には違うかな。狸は狸でも、化け狸かな。あとその様付け俺らも却下で。」

「ウィッス。で、坂田さんは...普通の人なんですか？」

さか「うん。今じゃ珍しいけど、普通の人間...で、魔法使い、かな。」

「...魔法使い？」
一気にファンシーな方に飛びましたね！？

さか「そう。俺魔法使い。」

「魔女じゃなくて？」

さか「魔女ってのは悪魔と契約して力を手に入れたもの、魔法使いはもともと妖術が使える人間のことなんだよ。
まあ練習すれば妖術なんてすぐ使えるようになるよ。
Aくんは筋がよさそうだし...どう？俺の弟子にでもなってみる？」

「え、お断りします。俺真冬さんと彼方さんが居れば幸せなので」←

事実を述べたのみですよ、
真冬さんと彼方さんといっしょにいるのが、ただひたすら楽しいし、幸せだもん。

...まあ俺は買ってもらった分の御恩、かえしてないし、ね？

さか「そっかー。残念。 じゃあまた来るからまふによろしく言っといてー」

「はーい」

坂田さんが前の真冬さんみたいに何かを呟いたと思ったら
風が吹いて
驚いて目を閉じて
目を開けたら



坂田さんと浦田さんはいませんでした。



わー、妖術ってすげー(棒)


てかこの状況どうしようかなぁ...

とりあえず真冬さんが起きるか、彼方さんが来るまで小さな声で歌って待つことにしました。

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