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"紫耀と付き合わないの?"
「…いやいや、私と紫耀くんはそんなんじゃないよ?」
『でも、紫耀のこと、好きでいてくれてるんでしょ?
じゃないと、こんな夜に来てくれたりしないよね?』
「…。」
あ、これ聞き過ぎたかも。
まずい事しちゃった?
でも、Aちゃんは、ちゃんと話してくれた。
「どう…かな。
正直に言うとね、カッコいいな、とか思うし、
ドキドキもするよ?
好きかも、とか考えるのもほんと。
でも、ほら、私、"鈴木さん"だから!」
『ハハッ、管理人さんね、聞いてる。
でも"鈴木さん"が恋人になっちゃダメとかなくない?』
「んー。まあ、そうだけどね、
でも、私からそれを望む事は、無い。かな。」
『どうして?』
「いい大人だから。かな。」
グラスの蓋をなぞりながら、そう、静かに話すAちゃんの横顔は、本当に綺麗で
「もういい大人だし、紫耀くんとかじんくんの、仕事、理解してるつもり。
とにかくね、紫耀くんの負担にはなりたくないの。
そんなことしたら、鈴木さんの意味、なくなっちゃうじゃない?」
そう、ヘラっと笑って、またグラスに口を付けた。
こんな風に、理解されて、大切にされている紫耀が
羨ましくなった。
ーー
あれから数ヶ月経つけど、
相変わらず、Aちゃんは、紫耀の安定剤のようで。
二人の関係性も、変わっていない。
俺は、
いいと思うんだけどなぁ…。
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ayuha(プロフ) - Ririさん» ありがとうございます^ ^ 続編もよろしくお願いします^ ^ (2020年4月15日 2時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 楽しく読んでました!続き楽しみにしてます! (2020年4月13日 19時) (レス) id: f428253083 (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - スマイルさん» わあ!嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^ 今後も好きなお話でいさせてもらえるよう頑張ります! (2020年4月12日 22時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - Azukiさん» そんなに褒めて頂いて嬉しい限りです!ありがとうございます^ ^次からの更新、ちょっと緊張しますが笑、楽しんでもらえるよう頑張ります (2020年4月12日 21時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - 【キミのchudoku】に凄くハマって、こちらの作品も読ませていただいてます!今一番大好きな作品です!!言葉の言い回しや設定など全てが完璧で……!すごいと思います☆更新頑張ってください! (2020年4月12日 18時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayuha | 作成日時:2020年4月1日 21時