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「もしもし?」
『あ、夜遅くにすみません、
Aちゃんで、合ってますか?』
「え、あ、はい。」
『突然すみません、俺、紫耀の友達の、神宮寺って言います』
「うぇえ!? え!?
あ、はい、すみません。」
『ハハッ、びっくりさせてすみません、
あの、びっくりついでにもう一つ。
申し訳ないんですけど、
今って、時間あったりしますか?』
疲れている親友の為にと、思い付いた微かな望み。
Aちゃんは仕事終わりだったようで、
そのまま紫耀のマンションに来てくれることになった。
俺、マジでグッジョブじゃん!!
てか、合鍵とか持ってんだ。
ふーん。紫耀、結構本気なんだ。
タクシーに揺られ、隣で眠る友人の、驚く顔が楽しみで、
一人、笑いを堪えて窓の外を眺めた。
ーー
『紫耀!着いたよ!』
「お帰りなさいませ」
エントランスの方に軽く会釈して、部屋の前まで支えて歩く。
ーピンポーン
「んぇ?なんで押すの?誰もいないよ?」
そう言って、カードキーを出そうとしていると…
ーガチャ…
「!?!?」
一瞬、ものすっごい驚いて、
部屋から出てきた人物を見て
「は、、、」
水と、キーと、手に持っていたもの全部を
床に、落とした。笑
紫耀「え、A、、?」
「お帰り、なさい、
あ、初めまし…」
紫耀「Aーーー♡」
「わっっ…ちょっと、
え!めっちゃ酔ってるじゃん!!」
紫耀「んーー♡
はぁぁ〜、あーAだー♡」
…思っていた以上の展開に
『…フッ、アハハッ
おいおい〜、玄関だそ!
とりあえず中入れって、な?
あ、初めてまして、神宮寺です。』
認識するや否、玄関先で紫耀に抱きつかれて
困り気味のAちゃんに挨拶をした。
ー にしても、あんな緩んだ紫耀見るの、初めてだな。
あの後も、"お水飲ませて?"とか、
"歯ブラシ持ってきて?"とか
とにかくAちゃんに甘えまくっていた。
…フハハッ
思い出すだけで、笑える。
ーガチャ、
リビングのドアが開き、Aちゃんが戻ってきた。
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ayuha(プロフ) - Ririさん» ありがとうございます^ ^ 続編もよろしくお願いします^ ^ (2020年4月15日 2時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 楽しく読んでました!続き楽しみにしてます! (2020年4月13日 19時) (レス) id: f428253083 (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - スマイルさん» わあ!嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^ 今後も好きなお話でいさせてもらえるよう頑張ります! (2020年4月12日 22時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - Azukiさん» そんなに褒めて頂いて嬉しい限りです!ありがとうございます^ ^次からの更新、ちょっと緊張しますが笑、楽しんでもらえるよう頑張ります (2020年4月12日 21時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - 【キミのchudoku】に凄くハマって、こちらの作品も読ませていただいてます!今一番大好きな作品です!!言葉の言い回しや設定など全てが完璧で……!すごいと思います☆更新頑張ってください! (2020年4月12日 18時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayuha | 作成日時:2020年4月1日 21時