sweet sweet sweet 8

wonderful opportunity＜4＞※ ページ21

♡side


ちゅっと音を立てながら唇が離れていく。
もっと……したい。
ソファにタカを押し倒して
ゆっくりと唇を重ねる。
あっという間に深くなるキスは
頭も身体も気持ちよくさせて
これから何をすればいいのか
わからなくなってしまう。



「…自分から仕掛けといて、もうその顔？」

「うるさ……っ」



タカの手がスルッと服の中に入ってきて
胸から腰へと降りていく。



「あっ……」

「もしかして、今日は抱いてくれるとか？」



クスクス笑いながら身体を弄るときは
意地悪なタカが発動してるとき。
こうなってしまったら、もうやめてもらえない。



「タ、カ………っ」

「…ゆうやは抱かれてるほうが似合ってるよ？」

「や……っ、がんば、る…、あっ、あぁ！」

「ほら。ムリじゃん」

「無理じゃな…ぃ…、あっ」




クルンと身体が反転したと思ったら
もうタカの顔が真上にあった。
やっぱりこうなっちゃうんだ。
こんなことで勝ち負けなんてないけど
なんか悔しくてふいっと視線を逸らした途端に
頸にチリッと痛みが走る。



「あ……っ」

「ふふ。つけちゃった」

「や、…」

「メイクさんに謝っといて」

「だめ…！」



タカは楽しそうに紅い印をつけていく。
それは一つどころじゃなくて
慌てて必死に抵抗するけれど
両手を頭の上で抑えられて逃げられない。



「ねぇっ、本当にダメだって！」

「ん、ごめん」

「そーじゃ、なくて…っ」

「ごめんね」



タカの舌が首筋を這うと身体が跳ねる。
おれの両手首を器用に片手だけで押さえて
片方の手はスルスルとおれの中心へと降りていく。
身体は正直に悦んでいることをタカに伝えて
もっと快楽を得ようとしている。



「ほんと、かわい……」

「……っ」

「好きだよ」

「おれもだいすき………」

「でもこれ、お仕置きだからね」



簡単に許してもらえると思ったおれがバカだった。
きっとここで気を失うまで抱かれるんだ。
ニッコリ笑ったタカに少しだけ背筋が寒くなった。



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