Black bitter＜6＞ ページ2
▽side
マンションを出て3日。
プライベートのスマホは電源を落としたままだ。
仕事用のがあるから特に不都合はない。
それにゆうやは、こっちの番号を知らないから
尚更都合がよかった。
だけど、気がつくとあいつのことばかり
考えている。
お互い忙しいときは、1週間以上
会えないことだってあったのに
たった3日がこんなに永く感じるなんて。
笑った顔も、泣き顔も、幸せそうな顔も
俺だけのものだと思ってた。
でも……もう違うんだ。
事務所へ行き、スケジュールを確認すると
ゆうやと顔を合わせるのは、かなり先だった。
もうすぐツアーも始まるし
それまでには、気持ちの整理つけないと。
「まーすだっ！」
「あ、岡田くん。お疲れさまです」
「お疲れ！さっき副社長が探してたぞ？」
「えっ、ホントですか？なんだろう…」
「第五ミーティングルームにいるってさ。
早く行かないとヤバイんじゃない？」
岡田くんはニッコリ笑いながら
俺の肩を叩いて行ってしまった。
でも全く心当たりがない。
なんか腑に落ちないけど
言われたとおりミーティングルームへ急ぐ。
「失礼します……。え……？」
ノックをしてドアを開けると
そこには一番会いたくて
だけど誰よりも会いたくなかった奴がいた。
「…ますだ、さん……？どして…？」
「お前こそ……」
「あっ！」
�爐覆鵑任海海砲い鵑痢��瓩辰栃垢�前に
ゆうやは�爐�かだくん……�瓩頒譴い�
項垂れる。
あー………。そう言うことか。
そういえば、あの人もこいつのこと
大好きだったわ。
「あの、ますださん」
「……お前が頼んだの？」
「え……？」
「岡田くんに。俺を連れて来いって」
「ちがっ……！」
涙を浮かべて否定するゆうや。
俺、酷いこと言ってるな。
また、こいつのこと泣かせるのか。
一刻も早くここを立ち去りたい。
踵を返してドアに手を掛ける。
「……まって。ねぇ。ゆびわ、かえ……し、てよ」
「………もう、要らないだろ…？」
「なんでだよ！要るよ！……かえせよ…」
廊下まで聞こえそうな悲痛な叫び
お願いだから、泣かないで。
抱きしめたくなるから。
そばにいたくなるから。
「一緒にいられないなら、それでいいから……。
お願い……」
「泣くな。……頼むから」
気がつくと、ゆうやを抱きしめて泣いていた。
ごめん。
ごめんな。
泣かせてばっかりでごめん。
大切にしたかった。
それなのに……。
.
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りお(プロフ) - ネコさん» 初めまして(^^)！コメントありがとうございます。私も、2人の絆は簡単に壊れるものではないと思っています。時間はかかるかも知れませんが、事務所とか関係なく2人で歌える日が来ると信じています(^^)。 (2020年7月16日 5時) (
レス) id: 7dfe254945 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - はじめまして！更新ありがとうございます。私は、りおさんが書くテゴマスのお話が大好きです。離れていてもテゴマスの絆は永遠ですよね。本当にいつか二人で歌える日が来るといいなと思います。これからもラブラブな二人のお話をよろしくお願いします。 (2020年7月15日 20時) (レス) id: a56b8eaa48 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ○○さん» ありがとうございます(^^)。そうですよね、やっぱり彼の相方はあの人しか笑。近い将来、また2人一緒の姿を見られるといいですね(^^)。 (2020年7月12日 6時) (レス) id: 7dfe254945 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ふふふww読みながら笑っちゃいました。更新ありがとうございます(^^) りおさんのお話でなんだかほっこりして。やっぱり相方は…ねwってニヤニヤしつつ、ふたりの歌声が重なる日を待ちます (2020年7月11日 21時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - クックさん» こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます。本当ですね。たとえ時間がかかってもまた2人で歌える日が来ることを願うばかりです。 (2020年6月27日 21時) (レス) id: 7dfe254945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年2月13日 4時
