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私は、風雅君と幼なじみなこと、今日言われてショックだったこと、尚ちゃんがいつもと違って本気なこと全部を先輩に話した。
浮「ねー、そのさ、風雅君って人。同一人物なの？」
「そうだと思うんです。名前も一緒だし、京都出身だし、顔も面影あるし。」
浮「そっか。でも、人間ってそんな簡単に変われないよね！もしかしたら、Aのことまだ、好きなんじゃない？」
キラキラした目で言われると、自然とそうかもって思えてくる。
『ブス、黙れや。』
今日、言われたことを思い出す。
「先輩、好きな人にブスって言えますか？」
浮「絶対言わない。」
「それじゃ、風雅君は私のこと好きな訳ないです。」
浮「いや、ほらさ、何か言えない理由とかあるのかもよ？」
先輩は私を元気付けようと一生懸命励ましてくれる。
だんだん、自分がただの重い女に思えてきて先輩が可哀想になってきた。
「先輩、もう平気です。私、尚ちゃんのこと応援するって言ったし、諦めます。」
先輩は目を見開く。
浮「何言ってんの？もう、風雅君のこと好きじゃないの？」
好きだ
嫌いになりたいけど、10年の思いは消しても消えない
「好きです。」
浮「それならさ、簡単に諦めちゃダメ。後悔するよ。」
「でも、私、ブスって思われてるし。」
浮「あのさ、Aはブスじゃないからね。かわいいから！」
「えっ？」
浮「あ、いや、ほら、顔の好みはあるにしろ、Aはかわいいんだから、そんなこと言わないで。」
お世辞でもやっばり、かわいいって言われるとうれしい。
浮「あ、いいこと思いついた！Aがさ、風雅君を振り向かせようよ！」
先輩の目はキラキラしている。
浮「ほら、風雅君がAのこと好きじゃないなら、好きにさせればいいじゃん！」
俺って天才とかいいながら、ニコニコしている。
「そんなことできないです。何すればいいかわからないし。」
浮「最初から諦めちゃダメ！風雅君のこと好きなんでしょ！」
「はい。」
浮「風雅君と尚が付き合ってもいいの？」
「嫌です！」
浮「じゃ、頑張ろう！とりあえず、作戦会議しようか！」
先輩はいきいきしている。
なんか、上手くのせられてるような気がするけど、確かに、尚ちゃんと風雅君が付き合うのは嫌だ。
そして、私はもう一度運命を信じることを決めた。
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涼音(プロフ) - spuare2の更新楽しみにしてましたが、消してしまったのならしょうがないですね。把握します！これからも頑張ってください (2019年11月25日 17時) (
レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちぃ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2019年10月31日 0時) (レス) id: 1a39a279d3 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - ドキドキが止まりません！次の更新楽しみにしてます！ (2019年9月8日 16時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中 | 作成日時：2019年9月6日 22時
