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「新しく、部長になりました。齋藤Aです。今までの先輩方のように明るく、楽しい部活にしていきたいと思います。大会を控えているメンバーもいると思います。みんなでおもいっきり楽しんで、勝ちにいきましょう。」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
緊張したけど、挨拶は大成功だった。
その後、先輩とコーチと話をして、今後の活動内容を決める。
時計を見れば、風雅君との約束の時間から20分ぐらい過ぎている。
怒られる。下手したら、帰っているかもしれない。不純な考えばかり浮かぶ。
コーチ「ってことで、今日はこれで解散！」
話が終わって、急いで帰り支度をする。
浮「Aって、この後用事あるの？」
「実は、風雅君と会う約束してて。」
正直に先輩に話すと、よし！っといって私から鍵をとる。
浮「今日はもう帰っていいよ。片付けは俺がやっとくから。」
「いいですよ！申し訳ないですし。」
浮「本当は今日、鍵の片付け方とか日誌の書き方とか教えるんだけど、Aはもう知ってるから必要ないじゃん？だから、俺だけでやったっていいでしょー。」
「じゃ、お言葉に甘えて。お疲れ様でした。お先に失礼します。」
校門を出ると、風雅君が待っていた。
「あの、遅くなってごめんね。」
また、罵られると思ったら、風雅君が頭をポンポンとする。
風「部長さん、お疲れ様。」
「何で知ってるの？」
風「聞こえた。」
校門からテニスコートは近く、ここからでも十分見える。
「ありがとう。」
気がつくと、涙がでていた。
気づかれないように、下を向いても、勘の鋭い風雅君にはバレてしまう。
風「ブスやなー。」
そういって、涙をふいてくれる。
風「あー、もう無理や。」
急にそんなことをいう。
「何が？意味わからないんだけど。」
涙と疑問とで頭が混乱している。
風「あのさ、朝練でAと浮所が話してるの見ちゃってん。好きやとか？何とかって。でも、Aが断ってて、めっちゃ嬉しくて。でも、Aが浮所と居るとき、安心したとかいってたから、もっと好きになってほしくて。」
「だから、変だったんだ！」
風「うっさい。頑張ったんやで。悪口言わんようにとか、感情駄々漏れにならんようにとか。」
「てことは、先輩に嫉妬したってこと？」
みるみるうちに風雅君の顔が赤くなる。
風「調子に乗んなやブス！」
「ひどいなー。私のこと好きな癖に。」
風「好きやないわ！大好きやで。」
彼のほうが一枚上手らしい。
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涼音(プロフ) - spuare2の更新楽しみにしてましたが、消してしまったのならしょうがないですね。把握します！これからも頑張ってください (2019年11月25日 17時) (
レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちぃ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2019年10月31日 0時) (レス) id: 1a39a279d3 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - ドキドキが止まりません！次の更新楽しみにしてます！ (2019年9月8日 16時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中 | 作成日時：2019年9月6日 22時
