名探偵の兄は秘密主義part3

98話 　 意外な理由 ページ11

っていうか
それって

「どっかで事件に巻き込まれてるか誘拐されたのかって色々考えて」

『心配してくれてたの？』

「心配くらいするだろおおおお!!!」

『ok新一君落ち着いて！嬉しいけど近所迷惑！』

多分だけど主に博士に迷惑！

「だいたい兄貴は！」

そっか、嫌ってた訳でも反抗期拗らせちゃった訳でも追い出したかった訳でもないんだね

良かった、

「って、聞いてんのか？兄貴！」

『ありがとう、新一君』

「まったく…」

呆れたような表情を作っているのであろう新一君だったけど、
それでも口角が少しあがっていた。

『明日は一緒に帰ろうな？』

「絶対だぞ？」

あれ？デジャヴ

なんかいい感じだったから一緒に寝ないか提案したらガキじゃないからって言ってまくらぶん投げてきた

解せぬ

あと残念ながらまくらふかふかだから俺へのダメージはゼロだ

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