FILE.8 少しでも力に ページ8
『お前ここに来るの初めてだろうが。』
あ、笑顔がひきつった。コイツ、来たことあるのか？
「で、俺の身体のことなんだけどさ」
はぐらかしたな。まぁいいか。追求することでもないし。
それから、工藤は事細かく身体が小さくなった原因について説明してくれた。
話が終わった後の俺の第一声は、
『お前、めっちゃファンタジーだな。』
だった。
現実的に考えて謎の黒ずくめの組織に毒薬飲まされて目が覚めたら縮んでました。なんておかしいだろ。
それこそファンタジーとかSFの住人の話だ。
「お前が信じられねぇのも分かる、でもな…」
『誰が信じてないって？』
「…え？」
『本当のこと。なんだろ？』
現に目の前にそんな嘘みたいな体験したやつが居るし。
何より、
工藤は意味のない嘘を吐かない。
『大変だったろ、工藤。お疲れ様。』
コイツが嘘を吐く時は、
決まって、誰かのためだから。
『工藤は凄いな。』
「…バーロ」
ぽふぽふと頭を撫でていたら、工藤は俺の腰に抱きついてきた。
『工藤？』
話も終わったし、晩御飯を作ろうと思っていたのだが。
『…寝るなよ？』
何故か、
今はこのままでもいいかな。
なんて思った。
FILE.9 心を見透かす人�、�←FILE.7 コーヒーはブラック
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蒼原そら(プロフ) - レエンさん» コメントありがとうございます！！長らくお待たせして申し訳ありませんん、更新頑張ります (2020年4月6日 2時) (
レス) id: c8ff5588d2 (このIDを非表示/違反報告)
レエン - 更新して……面白れぇから！ (2020年2月21日 22時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
蒼原そら(プロフ) - kurauda0827さん» ひぇ、コメントありがとうございますっ！気付くの遅れて申し訳ありません……頑張ります！！ (2019年12月11日 20時) (レス) id: c8ff5588d2 (このIDを非表示/違反報告)
kurauda0827(プロフ) - すごく面白かったです！更新楽しみにしてます！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼原そら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=soraaohara
作成日時：2019年10月14日 10時
