Who am I ？ 14 (ページ34)

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朝目が覚めて、スマホに通知が来ていることを確認した。開けば、ドギョムからのメッセージで、嬉しくなった。ご飯の誘いだったけど、ジョンハンと約束があったからそのことを送って一緒に食べるかと聞いたけど、「じゃあ、いいや」との返事が来てそのまままた連絡は止まってしまった。

JH「あんまり美味しくない？」

空港で合致して、ご飯屋さんに来たわたしとジョンハンとディノ。箸が進まないわたしにジョンハンは首を傾げた。

『ううん、美味しい』
JH「そう？たくさん食べなぁ」
『うん…』
DN「ヌナ…、何かありました？元気ないじゃないですか」
『何もないよ。ちょっとお腹いっぱいになっちゃっただけ』
JH「一口しか食べてない子が何言ってんの」

わたしのおでこをツンと突くように指して、「なんでも言えるのがメンバーでしょ」とジョンハンは口いっぱいにご飯を頬張りながら言う。

『しょうもないことでもいいの？』
JH「当たり前でしょ」
『…これって。ドギョマ、……怒ってると思う？』

トーク画面を見せればジョンハンもディノも画面を見た後、2人で目を合わせて「うーん」と首を傾げた。

JH「ごめん、キーヤ。これは僕らも悪いや」
『え？なんで？』
JH「こんなに連絡取ってないと思ってなかったから。今日誘っちゃったけどさ」
DN「ヌナ、ヌナもだけどドギョミヒョンも不器用な人だから…、思っていることは伝えた方がいいし、会いたいと思うなら会ったほうがいい。ドギョミヒョンはきっと、ヌナからの連絡を待っていたんだろうし、この感じだと」
JH「キーヤ」
『うん』
JH「オッパがいつも言っているけど、…気持ちは伝えなきゃ伝わらないんだよ。キーが甘え下手なのも分かってる、自分でいつも抱え込むのも分かる。でも、言ってくれなきゃ何も分からない」

耳にタコが出来るぐらい、ジョンハンを始めメンバー達には言われ続けてきたその言葉。もう10年近くそれを聞いているはずなのに、まだ言えないのはわたしの悪いところでもあって。

JH「ドギョマ、今日でブソクスンの活動期間終わるって言ってたし。スケジュール終わって帰ってくるまで、起きて待ってな」
『うん』
DN「ちゃんと話せば分かると思うよ。ヌナも、ヒョンも、お互いのことが大好きなんだから」
『ありがとう、オッパ、ディノヤ』
JH「うん、とりあえず食べな。食べなきゃ元気にもならないよ」

そう言いながらジョンハンはわたしのお皿に次から次へとおかず達を積み重ねていく。