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(2021年)
この人は根っからのパフォーマーだ、とステージに一緒に立つ度に思う。ふと素に戻るMCなどでの姿も、紛れもなくクォン・スニョン、そしてホシの姿ではあるけれどやっぱり、ステージでの力強い踊りやしなやかな踊り、魅せ方が全て分かっているその姿はSEVENTEENの主軸であるパフォーマンスチームリーダー・ホシなのだと実感させられて。それでいていつか彼が言った、「ステージの上で死にたい」というその言葉の通り、ふとした瞬間に魅せられる儚げな姿には本当にどこかへ行ってしまうのでは無いか、消えてしまうのでは無いかと不安になることもある。
『オッパはわたしの前から居なくならないでね』
HS「ハハハ!なにそれ?新手のプロポーズ?」
『わたしとオッパはずっと一緒だもんね』
そう言えばホシは少しだけ困ったように笑った。
HS「オ〜?パフォーマンスチームに移転しておいで」
MG「あ!ヒョンってば、Aのこと口説くの禁止だから!SEVENTEENのKEYはヒップホップチームの物ですぅ」
『わたしは物じゃないで〜す』
やけに発音良くわたしの名前を公式の通りに呼ぶミンギュのそれが嘘偽りでないことを証明する。
直接口にはしないけど、再契約の話が出たわたし達に少しだけピリピリとした雰囲気が漂うことがある。わたしは何があったって再契約をすると、たとえ1人でもSEVENTEEN…、いや、1人で17の名前を背負うには負担が強すぎるけど。そのままでも名前が変わったとしても、アイドルを続けようと思っていた。
他のみんなはどう思っているのか。別にグループなのだから,この話をするのがタブーなわけでは無い。無いんだけど。
HS「キム キーヤ」
『はい』
HS「いや、喜瀬Aちゃん」
本当に日本語が上手だと思う。流暢に、日本語の発音そのままにわたしの名前を呼ぶ。
HS「“簡単じゃなかったよね、SEVENTEENがここまで来るのも“」
急に歌い出したかと思えば、それはわたし達の大切な曲のひとつ、"Campfire“の歌詞で。隣で聞いていたミンギュもパチクリと瞬きをして目を丸くさせた。気に留める様子もなく、それをわたし達の名前に変えてホシは口ずさむ。
HS「“ここまでの道中、お互いだけを信じてきた。大切な時間はあっという間に過ぎていくから。しっかり掴んでいたい、キーと一緒だから“。………
もう分かるよね、と言いたげなその表情でホシはそう言ってわたしも頷いてみせた。大丈夫、心配することなんて何ひとつ無いんだ。
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yz_dk_(プロフ) - エルさん» エル様 やっとここまでやってきました!!!ソクミナ〜!ファイティン〜!!!!初心すぎる2人をどうぞこれからもよろしくお願いします(^ ^)! (2022年9月20日 9時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
yz_dk_(プロフ) - はぴはぴさん» はぴはぴ様 お待たせしました!ドギョムとのターンです^_^楽しんでいただけると幸いです♡! (2022年9月20日 9時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - よし!ソクミナ、ファイティン(^_^)vがんばれ、ポッポまで!あ、ほっぺね❤︎←ちがっ笑 (2022年9月20日 2時) (
レス) @page47 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
はぴはぴ - そろそろドギョムとのお話待ってます...♡ (2022年9月18日 3時) (
レス) @page45 id: d250ae6d95 (このIDを非表示/違反報告)
yz_dk_(プロフ) - ぽっぷさん» ぽっぷ様 コメントありがとうございます(^_^)♡わたし自身も書きながら絶妙な距離感の2人にいつももどかしくなりながらも、ひっそりと応援してしまう1人です…(笑)どうぞこれからも微妙な距離感の2人を始め、登場人物達をたくさん愛してくださると嬉しいです! (2022年9月11日 10時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚紀
| 作成日時:2022年7月19日 11時


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