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「んー……どうもこうも、そのままの意味だよ」
「何で後悔するんですかぁ。 私の事好きだって言ったのは嘘なんですか！？ ひどい……」
「え、いや、Aさんの事は好きだよ。 ……だけどあの日家に連れ込んだのは俺だし、今後俺の気持ちに応えてくれる可能性があるなら……」
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「ん……頭、痛い……」
いつ帰ったのか、いつ寝たのか。
全く記憶にない。
あれほど飲まないと誓ったはずなのに、スニョンの残したお酒まで一気に飲み干して。
頭にはズキズキと響くような痛み。
何を話したのかもあんまり覚えてない。
ただ一つ覚えてるのは
「……嘘でしょ」
今いる場所が、常連さんのベッドの上だっていう事。
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いつか見た光景とあまり変わってない。
壁にはコレクションの様に幾つもの帽子が掛けてある。
スニョンは帰ったのか、常連さんは何処にいるのか。
気になる事は多々あるものの、何よりも肌寒さを感じない事に少しだけホッとする。
あれほどお酒は飲まないと決めてたのに、自分が情けない。
「……え」
起き上がって辺りを見回すと、スニョンはソファーに大の字で眠ってた。
そんなスニョンのそばには、家主であるはずの常連さんが険しい顔しながら丸まって床に。
「……何で私がベッドで寝て常連さんが床で寝てるの」
途端に申し訳なくなる。
近くにあったブランケットをスニョンにかけ、ベッドから布団を引っ張り常連さんに掛ける。
少しすると常連さんの表情が柔らかくなった。
……寒かったのかな。
「八時……」
さて、どうしたものか。
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スニョンを揺さぶっても全く起きず、どうする事も出来なくて大人しくスニョンが起きるのを待ってた。
「ん……」
「あ、起きた？ スニョ……」
「んん〜Aさん……おはよう……？」
「お、おはよう……ございます……」
「あー……その、家の場所分からなくて、放っとけなくて……」
「あっ、大丈夫ですそんな、分かってます。 すみません迷惑掛けて、弟共々ほんとに……」
「いや別に、迷惑なんてそんな……あっ、ご飯まだだよね、今何か用意するから待ってて」
「え、いや私はスニョンが起きたらそのまま……」
「いいから、用意するから待ってて。 って言っても、そんなに大したもの無いけど……」
起き上がった常連さんは、慌ただしくキッチンへ向かった。
こうなった原因の張本人は未だ起きない。
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ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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tyai - 本当にいつも素敵なお話をありがとうございました！ずっとだいすきです💓 (2023年4月2日 14時) (
レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とにかく大好きで何回も読み直してます… すんちsideの話はもちろんですが、じすはんに冷やかされて嫉妬して拗ねる話がみたいです笑 (2023年3月30日 14時) (レス) id: 7eba4932cc (このIDを非表示/違反報告)
yuikuma965(プロフ) - すごくキュンキュンしました！私もこんなふうに追いかけられたい…笑短編集、嫉妬とかみてみたいです(´∀｀) (2023年3月30日 2時) (レス) @page46 id: 1a04ea6328 (このIDを非表示/違反報告)
くす(プロフ) - お疲れ様でした(>_<)続編も楽しみすぎて、夜も寝られません、、、ご無理のない程度に更新楽しみにしてます！！！！ (2023年3月30日 0時) (レス) @page46 id: 1558d9da93 (このIDを非表示/違反報告)
diva05(プロフ) - このお話すごい好きです！恋人になった後の2人の関係性や、そうなってからの夜のお話も見てみたいです。 (2023年3月29日 19時) (レス) @page46 id: d2c25335f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIE | 作成日時：2023年3月13日 1時
