story64 ページ16
あなたside
「ｸﾞｽｯ…いや…っ…嫌、です…(泣)」
今になって再発なんて、絶対嫌…(泣)
増「Aちゃん、大丈夫だから。
ね。落ち着いて聞いて？
健康な人でも、
これくらいの数値が出るのは
珍しいことじゃないんだ。
血液疾患の既往歴がなかったら、
"ちょっと高いけど、まぁ大丈夫でしょう"
って見逃せるくらいの数値なの。」
「ｸﾞｽｯ…(泣)」
増「でもAちゃんは
白血病の既往があるから、
どうしてもちょっとした変化にも
過敏にならないといけない。
それは、わかるよね？」
「ｸﾞｽｯ…うん…(泣)」
増田先生は背中を撫でながら
優しい表情で話してくれた。
増「ずっと言ってるけど、
再発する可能性はかなり低い。
この数値も、再発とは無関係だと思うけど…
絶対とは言い切れないんだ。」
「ん……(涙)」
増「…念のため、骨髄の検査しとこっか。」
「…っ…(涙)」
もう受けることなんてないと思ってた
大嫌いな検査…"骨髄穿刺" 。
「ｸﾞｽｯ…今日、ですか…？(涙)」
増「まさか。
一人で検査受けろなんて、
そんな酷いこと言わないよ(笑)
近いうちに、丸ちゃんたちが
一緒に来れるときでいいから。ね？」
「…っ……やだ…っ…(泣)」
検査、受けなきゃいけないことは分かってる。
けど、思わず口からは本音が…。
増「うん…嫌だよね…(撫
僕もできれば嫌なことはしないであげたいよ。
でも、ね？もしも、って考えたら
やっぱり、早めに検査しないと…」
「分かってるんです…っ…分かってる…(泣)」
増「…ん、そうだよね。
大事な検査だって知ってるもんね。
突然言われたからびっくりしたよね…
ごめんね。」
「…っ…増田先生は、悪くない…っ…(泣)」
増「…きっと、大丈夫。
念のための検査だからね？
何もない可能性の方が
明らかに大きいから。」
「ｸﾞｽｯ…うん…(涙)」
増「……ちょっとここで待っててね。」
そう言い残して増田先生は
診察室から出て行った。
「…はぁ……(涙)」
まさか、こんなことになるなんて…。
可能性は低い、って言われたけど…
もしも再発だったら…？
心陽には何て説明するの…？
「ｸﾞｽｯ…うぅ…っ…(泣)」
そう考えたらまた涙が溢れてきた。
ガラッ
隆「Aっ！」
「(ﾋﾞｸｯ)え、隆くん…？(泣)」
何で、隆くんがここにいるの…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 556人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» こちらの気持ちまで、気にかけてくださってありがとうございます（泣）また(^-^)/ (2019年10月31日 10時) (
レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» ありがとうございます！ これにまで返信頂けるなんてm(_ _)m『私も送れなかったり、お返事遅れたりすることありますし…』なんて…そう書いてくださって（泣）ありがとうございます！ (2019年10月31日 10時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» そんなに気になさらなくて大丈夫ですよ(゜゜;)！私も送れなかったり、お返事遅れたりすることありますし…。話せるときに、話せることだけで大丈夫なので。本当に気にしないでくださいね(>_<)！ (2019年10月26日 22時) (レス) id: 5e380d9365 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» ゆっくりお話したいと思っているうちに日々過ぎてしまいました。内容の時間は過ぎてしまいましたがお送りしたいと思っています。お送りする時にまたお知らせします。 (2019年10月25日 6時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» おはようございます。（早くにすみません。）いいえ、ありがとうございます！そう書いてくださって嬉しいです…そして本当にごめんなさい…。 (2019年10月25日 6時) (レス) id: cc1132a1bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2019年7月7日 13時
