かっちゃんは意外と心配性【爆豪勝己】 (ページ20)

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心配性19 ページ20

「コンビ及び対戦相手はクジだ！」

クジかぁ…あれ、そしたら1人余るよね？

そう考えていると飯田くんが早速

オールマイトに尋ねていた

「そしたらこのクラスでは1人
余るのではないでしょうか！

その点はどうするんですか？？」

さすが的確…飯田くん

「あぁ、それはちゃんと私だって
事前に考えてあるさっ！！」

だよね、オールマイトそれくらい考えてある

「ひとり余ってしまう生徒は君だっっ！」

ビシィ、と指を刺されたのは…私？？

「な、なぜ彼女なのですか？？

それでは成績や細かな評価に
差が出てしまうのではないでしょうか」

確かに飯田くんの言う通り、
戦闘訓練をしない私の成績はどうなるんだろ

「だいじょーぶ！！今回癒優(ゆゆ)くんには
治癒にあたってもらう！

彼女は事前に別のテストを受けているし
今回は治癒の仕事があるしな！

成績のことは心配しなくてもいいぞ！！」

「そうでしたか！！すいません
度々、話を中断してしまって」

「気にしなくていいぞ！！
ほら、早速みんなはクジを引くんだ！！」

みんながざわざわとクジを引く中

私はこの前放課後に呼び出されて

受けたテストを思い出した

「(そっか……あれテストだったんだ…

……え？？成績に含まれるの？！

だったら私もっと勉強したんですけど？！)」

「……、…癒優(ゆゆ)くん！？」

「っは！！オールマイト…？すいません」

いつのまにか隣にいたオールマイトは
私に小声で話しかけてきた

『テストの件はすまなかった、
本当は治癒が仕事というのも建前なんだ。

君を戦闘訓練に入れなかった理由。それは
爆豪少年の側にいてやってほしいんだ』

『かっちゃんの？？どうして…』

『本来なら君の戦闘能力を見たかったんだが
今回クジで爆豪少年と緑谷少年が
戦うことになってしまった』

…きっと戦闘訓練が終わった後の爆豪少年は
不安定な精神状態になると思うんだ。

…どうしてそうなると思うのか、
私にはまだわからなかった。

けどオールマイトのことだ
何か感じることがあるんだろう

『はい、わかりました。

あのかっちゃんがどうしてそうなるかは
私にはまだわかりません、でも

役目は果たします！任せてください！』

「任せたぞ！！Aくん！！」

「！！！っ、はい！」

おおおぉ！！
下の名前覚えててくれたんだ！

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