Ep.20「ちょっとだけ？」赤×黄 ページ43
リアル
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side赤
久しぶりにこーちとオフが被った今日は、お散歩デート。
自覚は勿論あるけど、最近いつにも増してこーちこーちと言っていたら、樹があからさまに嫌な顔をする。
昨日も、今日のデートのことを6人でいたときに話して樹の顔を伺えば、そんな表情をしていた。
彼はジェラシーを感じているだけなのだ。本人は否定しているけど。
その証拠に、俺がいないところではチャンスとばかりにこーちにくっつきまくっている。
一方的に肩を組んだり、こーちのふわふわな髪を撫でたり。
俺が気付いていないとでも思っているのだろうか。
こーちはもう俺のなんだから、いい加減諦めてほしい。
昼ご飯を一緒に食べて、服やアクセサリーを色々見て回り、今は適当に街をブラブラとお散歩中。
隙を見てまたラジオ用にジングルを録ったりもして。
段々外も暗くなってきて、そろそろ帰ろうかと話を切り出そうとすると、それよりも先にこーちが口を開いた。
周りには幸い人は誰もいない。
「ジェシー、あのね？」
「うん」
「実は昨日仕事の後、樹にちょっとだけ呼ばれたの」
「え」
「それで･･･告白、された」
「は？ 何してくれてんの、樹」
明らかに態度を悪くして立ち止まった俺を続きを聞いてくれとこーちが鎮めるから、とりあえず話を聞いてみることにする。
「好きだってはっきり言われたけど、ジェシーがいるからどうこうしようなんて思ってないって。ただ気持ち伝えたかっただけだからって」
「･･･」
「でも俺、ちゃんと樹に伝えた。周りから見たらジェシーの方が俺を好きみたいに見えるかもしれないけど･･･」
きっと、いや絶対、俺の方がもっと好きなんだよ。
そう小さい声で呟くように言ったこーち。
嬉しかった。
照れ屋でなかなか自分から好きと言ったり甘えたりできないこーちが、人前で、自分に想いを寄せる樹の前でそんな風に言ってくれたことが。
思わずその場で抱き締めてしまいそうになるのを、ここが外であるという状況を思い出すことで必死に堪える。
付き合って結構経つけど、改めてというよりは初めてかもしれない、その言葉の先にあるこーちの気持ちが知りたくて、半同棲状態の彼を家に誘う。
「･･･明日、朝から収録あるんだけど」
「俺の家から行けばいいじゃん」
「･･･そうだね。帰ろ」
そうして、お互い何も話さず、気持ち早めに歩いて約15分後家に着いてこーちを中に入れた。
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彩佑実(プロフ) - (かな名前)さん» コメントありがとうございます。パスワードを解読後、スクロールして頂きますと、下の方に◎と○の付いた文章がありそちらが条件となります。ご理解、ご協力頂いた後フォロリクを送って頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2022年6月10日 19時) (
レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
(かな名前)(プロフ) - コメント失礼します。Twitterの必読を見たのですが条件ってどこに書いてありますか？ (2022年6月10日 19時) (レス) @page49 id: 937383c613 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - けーた。さん» けーた。さん、初めまして。コメントまで下さりありがとうございます。私も末ズのときの緑くんが好きなので早い段階で書こうと決めていました。楽しんで頂けてとても嬉しいです。不定期となりますが、これからも何卒よろしくお願いします:) (2021年11月30日 22時) (レス) id: 22c3e91f96 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 初めましてで失礼します。緑くんが絡むお話が好きでお邪魔しました。実は他に推しCPがあるのですが赤くんとの時は右側の緑くんすごく好きでして。お話、とても楽しませて頂きました。これからも素敵なお話楽しみにしています✻ (2021年11月30日 21時) (レス) @page8 id: 857c9b8bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩佑実 | 作成日時：2021年11月27日 23時
