Ep.3「インセンシティブ」黒×黄 ページ4
リアル、Ep.2と同じ世界線
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side黒
数日前、仕事終わりにジェシーと慎太郎が飲みに行ったと思ったら、次の日のYouTubeの撮影のとき2人は一緒に楽屋に入ってきた。
と思ったら突然付き合うことになったと言い出した。
俺も含めて他のメンバーはやっとかとかおめでとうとか、特別驚きもせず2人を祝う。
ただ1人を除いては。
今日は個人での仕事。
共有しているスケジュールで彼が俺より早く仕事が終わることは確認済みだ。
夕方、撮影を終えて楽屋に戻り帰る準備を整えたタイミングで、とっくに家にいるであろう彼に電話をかける。
長いコールのあと、漸く繋がって声が聞こえた。
『･･･もしもし、北斗ぉ？』
「うん。何してたの」
『あー、寝てた』
「相変わらずだな(笑)」
『うるせーよ。てか電話なんて珍しいじゃん。何かあったの？』
「いや、特にないけど。ね、今からこーちの家行っていい？」
俺が突然そんなことを言うもんだから彼は素っ頓狂な声を出したけど、今度のアルバムとかツアーの話をしたいなんてそれっぽい理由を付ければあっさりOKしてくれた。
それっぽい理由とは言ったけど、その話もしなきゃいけないのは本当だから嘘は言っていない。
でも今日は一旦そのことは忘れようじゃないか。
それよりもこの鈍感くんにわかってもらうことの方が先だ。
マネージャーには電車で帰るから送らなくていいと伝え、どこにも寄らずに真っ直ぐ彼の家へ向かった。
インターホンを鳴らすと何も言わずに解錠されてエレベーターに乗る。
ここへ来たのはいつぶりだっただろう。
そんなことを考えながら部屋の前にたどり着いて再びインターホンを鳴らすと、いらっしゃいと出迎えてくれた。
律儀にお茶を出してくれて、テーブルの上に大胆に広げっぱなしになっていた空のお菓子の袋を片付けに彼はまたキッチンに戻ってそこから声が飛んでくる。
「何から話す？ 演出？」
「ごめん、こーち。今日はその話しに来たんじゃないんだ」
「え、じゃあ何」
「いいから、ゴミは後にしてこっち来いって」
「何だよ」
今日の北斗なんか変なんてブツクサ言いながら、彼は俺がポンポンと叩いたソファの横に控えめに座った。
2人の隙間がもどかしくて、俺は距離を詰める。
彼が驚いてまた間を開けるから俺がもっと詰めると、遂には彼は肘掛けに凭れ掛かる格好になった。
もう逃がさない。
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彩佑実(プロフ) - (かな名前)さん» コメントありがとうございます。パスワードを解読後、スクロールして頂きますと、下の方に◎と○の付いた文章がありそちらが条件となります。ご理解、ご協力頂いた後フォロリクを送って頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2022年6月10日 19時) (
レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
(かな名前)(プロフ) - コメント失礼します。Twitterの必読を見たのですが条件ってどこに書いてありますか？ (2022年6月10日 19時) (レス) @page49 id: 937383c613 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - けーた。さん» けーた。さん、初めまして。コメントまで下さりありがとうございます。私も末ズのときの緑くんが好きなので早い段階で書こうと決めていました。楽しんで頂けてとても嬉しいです。不定期となりますが、これからも何卒よろしくお願いします:) (2021年11月30日 22時) (レス) id: 22c3e91f96 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 初めましてで失礼します。緑くんが絡むお話が好きでお邪魔しました。実は他に推しCPがあるのですが赤くんとの時は右側の緑くんすごく好きでして。お話、とても楽しませて頂きました。これからも素敵なお話楽しみにしています✻ (2021年11月30日 21時) (レス) @page8 id: 857c9b8bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩佑実 | 作成日時：2021年11月27日 23時
