Ep.2「計算･･･？」赤×緑 ページ2
リアル
・
side緑
この状況はなんだ、と一度冷静になって考えてみる。
俺は今、グループのセンターである男(酔っ払い)に口説かれているのであった。
遡ること数時間前。
6人での仕事が終わると急に空腹を覚えて、楽屋に戻るまでの間に晩飯をどうしようかと考えていると、突然後ろから肩に回された腕。
「慎太郎、この後飲み行かない？ 恵比寿の俺の知り合いの店行こうよ、HAHA！」
「またかよ！(笑) いいよ、行こ！ じゃあみんなも誘う？」
「いや、急だし混んでたらみんな入れないかもしれないから、2人で行こ」
「それもそっか」
これまでも2人で飲みに行ったことはあるし、このときは特に変わったことはなかったはずだ。
予約するにしても、知り合いとはいえ6人というまあまあな人数ではそれもできなかったことが以前あったし、他に人を誘わない理由にも納得はできた。
そしてマネージャーにそのお店まで送ってもらい、2人でお酒も飲みながらご飯を鱈腹食べて外に出ると、ジェシーはまだ飲み足りないから飲み直そうよと言った。
明日の仕事は午後からだし、最近飲む機会も少なかったから俺ももう少し飲みたいと思ってその言葉に賛成した。
途中でコンビニに寄りお酒やらつまみやらを買って着いたのはジェシーの家だった。
2人でギャアギャアと騒ぎながら飲んでいると、夜もいい時間になる頃には俺は気持ちよく酔っ払いつつもまだ正気は保たれていて、ジェシーはもう完全にできあがっていた。
そうして今に至る。
「しんたろ〜おれしんたろーのこと好きなんだよ〜」
「はあ？ ジェシー飲みすぎ！ てか重いから離れろって」
「やだ！」
向かい合って座っていたのがいつの間にか俺の隣に来て、さっきから好きだのキスしようだの言いながら俺に抱きついてくる。
いつもならすぐ寝るくせに、今日に限ってこの酔っ払いはなかなか寝ない。
お酒のせいなのか何なのか、鼓動が速まってるのがわかった。
どうしたものかと何とか引き剥がそうと抵抗していると、ドンっという音とともに背中に痛みが走った。
辛うじて床じゃなくてラグの上でよかったなんて、少なくともこんな状況で思うことではない思考が過ぎる。
どうやら、勢い余って押し倒されたらしい。
更に抵抗して起き上がろうとすると、さっきまでのとろんとした目とは違い、真っ直ぐなそれで俺を見下ろすジェシーと目が合った。
これは、マズい。
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彩佑実(プロフ) - (かな名前)さん» コメントありがとうございます。パスワードを解読後、スクロールして頂きますと、下の方に◎と○の付いた文章がありそちらが条件となります。ご理解、ご協力頂いた後フォロリクを送って頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。 (2022年6月10日 19時) (
レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
(かな名前)(プロフ) - コメント失礼します。Twitterの必読を見たのですが条件ってどこに書いてありますか？ (2022年6月10日 19時) (レス) @page49 id: 937383c613 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - けーた。さん» けーた。さん、初めまして。コメントまで下さりありがとうございます。私も末ズのときの緑くんが好きなので早い段階で書こうと決めていました。楽しんで頂けてとても嬉しいです。不定期となりますが、これからも何卒よろしくお願いします:) (2021年11月30日 22時) (レス) id: 22c3e91f96 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 初めましてで失礼します。緑くんが絡むお話が好きでお邪魔しました。実は他に推しCPがあるのですが赤くんとの時は右側の緑くんすごく好きでして。お話、とても楽しませて頂きました。これからも素敵なお話楽しみにしています✻ (2021年11月30日 21時) (レス) @page8 id: 857c9b8bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩佑実 | 作成日時：2021年11月27日 23時
