story33─連鎖の中に在る幸福 ページ5
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その後、太宰さんは1杯だけ珈琲を嗜むと「仕事があるから」と帰ってしまった。
多分国木田さんに怒られるのが余程厭なのだろうと思い乍ら食器を洗う。
「……弓月様」
「どうしました?小沢君」
私の後ろから声をかけてくる小沢君。
彼が私に声をかけるなんて珍しい気がする。
「……その、過去についてはまた話したい時に仰ってください。ただ、一つだけ聞いてほしい事があるのです」
神妙な顔つきで話しかける小沢君。
過去よりも大事なこととは何だろう。私も少し緊張してしまう。
「ほぅ……それは一体?」
「敬語を外してもらってもよろしいでしょうか」
「……敬語?」
驚きで少し困惑する。
敬語を外す?たったそれだけで良いのだろうか。小沢君の事だから部下は辞めたいとかそういう事かと思った。
「ふふ、もっと大きな我侭を云っても宜しいのですよ?」
「……いえ、これで。貴方は私の上司。立場上、敬語を使われるのは慣れておりません故」
「……そう、分かった」
私は微笑み乍ら小沢君の方を向く。
「これが、貴方の最初の我侭……だね」
「……かと云って気を許したわけではないので」
「厳しいなぁ」
何処か心地いい
『この時間が、ずっと続けばいいのに』
なんて、柄にもなく思ってしまったこと。
悪いことが起きるのではと、少し後悔してしまったのは私の情けない部分ではある。
不幸の連鎖に慣れすぎて、素直に喜べないのだ。
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うりゅき(プロフ) - 明けましておめでとうございます!モンゴメリちゃんも色々抱えてますからねぇ。いつかは弓月ちゃんとモンゴメリちゃんを絡ませたいです笑 森さんの殺気、どういう反応にするか迷ってるんですよねぇ。今年も私共々この作品をよろしくお願いします! (2019年1月1日 11時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - あと、少し遅れましたが明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 更新お疲れ様です!森さんとの絡みですね〜!敦君は流石です!ルーシーちゃんは、喰種ごときって...泣く... 森さんの殺気どう反応(?)するのか、気になります!次回の更新楽しみにしてます! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
うりゅき(プロフ) - 黒い天使さん» コメントありがとうございます!異能力者VS喰種ですね!私も書きたい衝動に駆られうずうずしてます(笑) (2018年12月28日 18時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 真逆、原作の交差点だとは!トーカちゃんなら羽赫使って自力で脱出しようとするだろうなぁ…って思います(笑)森さんと、どう関わるのか気になります!更新お疲れ様です!次回も待ってます! (2018年12月27日 23時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りうゅき x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sHihamu131/
作成日時:2018年9月30日 20時