Happy Birthday . (1/4) ページ11
・
｢……どうしようっ…！！；；｣
青空Aは、凄く悩んでいた。
どれくらいかというと、もうそれは過去にないくらい。
先輩に怒られた時？喧嘩した時？
そんなのこの悩みに比べたら、悩みにもならない。
取り敢えず彼女は悩んでいたのだ。
鈴木達央の、誕生日に。
・
・
違う。
決して忘れていた訳では無い。
忘れていた訳では無いのだ。
頭の隅には残っていた。
……ただ。
ものすごい仕事の量と大きい仕事が重なって、全く何も考えていなかった、だけ。
世間ではそれを忘れていたというのだけれども。
丁度仕事終わりに明日が誕生日だということを思い出したA。
｢あ”ぁぁ……。｣と頭を抱えていると、同じ現場だった木村と柿原がAに声をかけた。
木｢どしたの。｣
｢…明日……たっつん先輩が誕生日だったってこと…今思い出したんです……。｣
柿｢あちゃー…じゃあ準備は？｣
｢………何も、してない、考えてない。｣
｢｢あーー………。｣｣
木｢こりゃたつ泣くな。｣
柿｢うん。絶対あいつは泣く。｣
｢やめてください！！私も想像できる！！私も泣きたい！！！｣
柿｢Aが誕生日だった時はたつ何あげたんだっけ？｣
｢えーっと…本とぬいぐるみです。｣
木｢彼氏感。｣
今年の自分の誕生日をぼんやりと思い出す。
あの場には木村も柿原もいた。
大して変わらない一日だったのに。
大して気にしていなかったのに。
このお節介な先輩のおかげで、自分の誕生日がすごく好きになった。
またこんな日を過ごしたい、彼らとずっといたいと。
鈴木には、そうやって祝ってくれる人がもういるかもしれない。
鈴木には、自分より鈴木を大切にしている人がいるかもしれない。
でも、
木｢…で？どうすんの。｣
柿｢何もしないままあわあわして終わるなんて青空Aじゃないでしょ。｣
｢……勿論。お返ししてないですもん、先輩に。｣
たっつん先輩が、だいすき。
この気持ちは誰にも負けたくないから。
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - くるみさん» あれま！私としては字の間違いはまぁ恥ずかしいので今回みたいな”引く””敷く”の大きい間違いだったらむしろありがたいです笑 こちらこそ、これからも読んであげてくれると嬉しいです！ (2019年12月22日 2時) (
レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» いえいえ。前に違う作品で訂正コメした時にめちゃくちゃ怒られたんで迷ったんですけど受け入れて頂けてよかったです。これからも頑張ってください。 (2019年12月22日 1時) (レス) id: 15b12e1c33 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - くるみさん» 訂正ありがとうございます！直しますね〜！！；； (2019年12月21日 14時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 布団は“敷く”ですね (2019年12月20日 15時) (レス) id: 15b12e1c33 (このIDを非表示/違反報告)
みかんですねん(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» ボードのことはすみませんでしたこれからも頑張ってください (2019年11月24日 3時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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