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K「で?あのAと達の仲に何があったの。」
鈴「…」
あの後、Aは仕事が詰まっていたので「…私はこれで失礼します。」と気まずそうにその場から立ち去った。
残されたのは、問題の張本人鈴木と、今来たばかりのKENN。
このまま鈴木を放っておくわけにもいかず、KENNは鈴木を飲み屋に誘った。
二人で飲むのはいつぶりだろう。
届いたお酒で乾杯を交して少し経った頃、鈴木はぽつりぽつりと話し始めてくれる。
鈴「…俺が悪かったんだ。」
K「…」
鈴「あいつが優しいのは俺が一番知ってるつもりだった。…あいつがお節介な事も。」
K「達に似たんだろうね。…それで?」
鈴「…俺もイライラしててさ。イライラって言うか、空虚感?みたいな。」
K「うん。」
鈴「大事な人がいなくなって、正直今でも実感が湧かなくて。…気遣ってくれる人にまで気が回んなくて。」
K「…で、Aに当たっちゃったの?」
鈴「……そうだな、当たっちゃったんだよ俺。自分の我儘で、アイツに。」
どうしようもないぐちゃっとした気持ち。
胸焼けみたいに気持ち悪くて、吐き出しそうになる。
情けない。
好きな女一人守れないのだ。
悔しくて歯を食いしばっていると、「ねぇ達さ。」とKENNがようやく声をかけてきた。
K「俺今すごい達のこと殴りたいよ。我慢するけど。」
鈴「…っ!」
K「好きな女の子は絶対に傷つけちゃいけないんだよ。
もしまたAを傷つけるんだったら、俺が達からAを遠ざける。もうAに傷ついて欲しくない。」
鈴「…悪い。」
K「それは俺に言うことじゃないでしょ?」
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - たそ。さん» ウッヘありがとうございます…() 是非是非、仲良くして下さい! (2019年10月13日 13時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 太陽と月さん» ありがとうございます!頑張ります〜!! (2019年10月13日 13時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
たそ。(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» みゅーぽむ様の感性ど自分の感性がばっちり合いすぎてもうしんどいです、、←仲良くなりたいです、、 (2019年10月5日 13時) (レス) id: 1c4af94c04 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» 番外編!いいですね!!たのしみです! (2019年10月5日 12時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 太陽と月さん» 誰になるんでしょうか!!(笑) 細谷さんですね!結構出したいのに1話書くのは難しいみたいなキャラ多いので、番外編みたいなので書けたら書いてみます〜!! (2019年10月5日 12時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
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