【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ６【愛され】

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｢それじゃよろしくね青空さん。｣

｢はい、こちらこそよろしくお願いします。｣



シャラシャラっ…と飾りを揺らして、ペコッとお辞儀をする。


今回は、女性キャラクター二人をやる事となっていた。

一人目は、黒執事より リジーことエリザベス・ミッドフォード 。
二人目は、花物語:するがデビルより 神原駿河。


リジーは、可愛いをそのまま再現したような令嬢の気品さを。

神原は、鍛えた筋肉を存分に出す色っぽく且つボーイッシュさを。

どちらもAっぽいキャラだ。

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一着目は、リジー。

第十三巻表紙の純白のフリル…さながらウェディングドレスのような衣装が、実に煌びやかで可愛らしい。

こんな服着たことないし、前にイベントで着用した時の物よりも豪華で結構驚いている。

｢この服を着ながらあの派手なアクションができるのだろうか…｣と、厳しく教えられたアクション練習漬けの日々を思い出す。


辛かった食事制限。

ベットの上で蹲って悶えた筋肉痛。

先輩達のお誘いを断ると捨てられた子犬みたいな顔をされて踏ん張った良心。


ここ数週間を振り返った感想は、｢…ろくな事ねぇな。｣の一言に限る。



カ｢それじゃ青空さん、まず最初撮影からで。｣

｢っあ、はい。｣

カ｢最初は剣を使わないシエルに守られる存在になりたいリジーでお願いします。｣

｢はい。｣

カ｢…ん、そんな感じです。いいですね、手はもう少し上で…。｣

｢…｣

カ｢首もう少し右に傾げて、ニコッと。｣

｢…。｣

カ｢ストップ！！素敵です、リジーっぽい。｣




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