【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ６【愛され】

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キャーッ！と歓声が沸く。

流石現役ファンというか、どんな事をしたら嬉しいのかよく分かっている。


｢お前ふざけんなっ…｣と木村に頭を叩かれ、Aが｢に"ゃはははは！！｣と馬鹿にしたように笑った。

まぁあまりイベントやラジオなどで生歌を披露しろなんて言わないから、湧くのが当然といえば当然なのだが。

とにかく爆弾発言を投下したのは間違いなかった。



木｢お前まじやめろや！！｣

｢えぇ〜っ？でもA…純粋無垢な青空ちゃんだから、二人の生歌が聞きたいっていうお願い事しか思いつかないよォ〜！｣

(きゃー！)
(あははは！)

岡｢うわ今年一腹立ちますね。｣

｢えすヒコさんだ…。｣

(えすひこ…)
(えすひこだ……)

岡｢なんですかこの空気っ！！｣

木｢…じゃ逆に聞くけどさ、何が聞きたいわけ？パって俺らの歌なんて出てこないでしょはいこの話終わっ…

｢Tic Tac Anniversary！｣

………｣

｢顔怖っ。｣



木村が無理矢理終わらせようとしたらしいが、残念。

Aはそういう風に木村が持っていくであろう事が読めていたので、それに対策してなんでも答えられるように頭の中で考えていたのである。

そう。
過保護ということは、よく一緒にいるということ。

同時に、
相手の癖などを攻略することが出来るということ。


今のAには、鈴木と浅沼、そして木村は勝てないのである。


ニヤニヤ顔を歪ませて、｢聞きたいなぁっ…てぃくたくあにば…｣とお空の方に目をぱちぱちしながらお願いする。









岡｢いやでもさ、それ多分大人の事情とか色々で無理じゃっ…｣


(えー……)
(聞きたーい！)


｢……あ、オッケー出てますよ。｣


木｢おい誰だOK出したスタッフ！！！｣


｢じゃパート分け、えぐうぃんぐ先輩パートはのぶ先輩が歌ってください。以上です。
はい、じゃあ前でてー。｣






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