可愛すぎる妻の話がしたい【五条悟】

・時々うっかり ページ9

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「ただいまー」

『おかえり、もうご飯できるから着替えてきて。』



玄関にもいい匂いが漂う。
お腹空いてなくてもAの作ったご飯があるとわかれば一気に空腹になる。




「今日のご飯は？」

『芋。』

「芋？」




テーブルに並ぶコロッケとポテトサラダ。
なるほどね、芋だ。




「着替えてくるね。」




そう言って上着を脱いだ瞬間にAから「あああ！」と声がした。




「…何、どうしたの？」

『ご飯……スイッチ入れるの忘れてたや、』

「びっくりした、Aが大声出すなんて珍しいから何かあったのかと思った。」

『今から炊いたら遅くなるよね…どうしよ』




炊飯器の前で考えるA。


僕は遅くなってもAが今日用意してくれたご飯が食べたい。目の前でお預けは無理。



炊飯器のボタンをピッと押した。




「遅くなってもいいじゃん。ご飯炊けるの待ってる間お風呂行けるし。」

『そうだね。もうお風呂も準備出来てるから行ってきて、』

「一緒に入るでしょ？さ、行こ。」




エプロンのリボンを解いて脱衣所へ連行した。



Aとお風呂に入った後に美味しいご飯。
前世の僕はどれだけの徳を積んで今に至ってるのだろう。




「A〜愛してるよ。」

『私も。悟の事愛してるよ。』




Aの時々うっかりしている所も可愛くて大好き。





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