・まひさんぽ ページ17
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「A見なかった?」
「A?……あぁ、一緒に迎えに行こうか。」
出張から帰ってきて、Aは高専にいる事はわかってたけどなかなか会えず傑に聞いてみた。
傑に連れられて中庭に行くと、Aと真人が仲良く手を繋いで歩く姿が。
「Aに真人の散歩をお願いしたんだ。あの子たちはAによく懐いてるからね。」
「それにしても距離近すぎない??」
少し花が咲いてるところで2人は座り込んだ。
何を話しているかは聞こえないけど、楽しそうにしていることはわかる。
Aが真人の髪で遊び始めて、真人も大人しく座っている。
咲いていた花を頭に飾れば僕たちに気付いていたのか、2人で走ってきた。
「夏油見て!コレ可愛いって言うんだって。」
頭を指差して不思議そうにしている真人の横で「可愛いよね?」と言うAが可愛い。
「Aにしてもらったんだ。よかったね。」
『ディ○ニープリンセスみたいでしょ?』
「イェーイ!俺プリンセス!」
キャハハ、と走り出す真人。
これだけ見れば特級呪霊ではなくただのお転婆少女みたい。(髪も長いし)
「……で、Aはなんでアイツと手繋いでたワケ?」
『私の温もりが好きって言うから繋いでた。人間の事少しでも好きになってもらえたらいいなと思って。』
今の解答に100点の札を掲げたいけど、それじゃ真人がAの事好きになってしまうのでは…と心配になる。
「Aお花取れた!」
『走り回るからでしょ。やってあげるから座って。』
まぁ仲良しなのはいい事か……
Aは僕の事が好きだし、その事実さえあれば他の人が入る隙は無い。
「A、僕と対決しよう。」
『…え、なんの?』
「ディ○ニープリンセス対決。僕は傑の髪を可愛くするからAは真人の髪ね。生徒たちにどっちが可愛くできてるか決めてもらおう!」
『いいよ、負けない。』
ノリノリの真人と反対に、逃げようとする傑の腕をしっかりと掴んで、結んでいた髪を解いた。
*
「1年ズ!見て!どっちが可愛い?」
「後ろで自慢げにしてるAさんが可愛いわね。」
「釘崎に同意。」
「俺もそう思う!でも強いて言えば真人!」
………傑ごめんな。初めから負け戦だったかも知れない。
こんな可愛いAと並んで男が勝てるはず無かったんだ。
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sou(プロフ) - 甘々五条さんとっても素晴らしかったです!!こんな素敵な作品をありがとうございます!! (2022年2月15日 11時) (レス) @page25 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ざりがに(プロフ) - 五条先生推しではなかったのですが、めちゃくちゃ好きです!笑勝手ながら、くまこさんの他の小説もたくさん読ませてもらってます♡これからも、よろしくお願いします。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page25 id: f02a20b810 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» いつもコメントありがとうございます!キュンキュンしてもらえたなら良かったです☺️また機会があればよろしくお願いします!ありがとうございました✨ (2021年12月7日 12時) (レス) id: b0f5221857 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 五条悟浮気小説が多い中。キュンキュン素敵な物語を読ませてもらいありがとうございました。次回作また楽しみに待ってます💖 (2021年12月7日 9時) (レス) @page25 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 雨宮さん» 驚かせてしまってすみません(*_*)嬉しいお言葉ありがとうございます!今は下書きですが、また近々平和な世界線でのお話公開するので気が向けば覗いてみてください(^o^)更新頑張ります! (2021年11月12日 12時) (レス) @page18 id: 05d493dbab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 10時