・悪魔の囁き ページ14
・
うるさいアラームを止める。
ふと温かさを感じて隣を見るとスヤスヤと眠るA。
いつもならもう起きてご飯作ってるんだけどなぁ〜
昨日も遅かったし、このまま寝かせておきたい。
寝顔も天使みたいで可愛い。
起こさなきゃダメかな?後で「なんで起こしてくれなかったの?」って言われそうだし…
寝てるA可愛いからこのままがいいし…
一回だけ名前呼んで、起きなければ僕もアラームに気付かなかった事にしよう。
「A、」
少しピクッと動いて、またスヤスヤと眠りに落ちた。
やっぱり見守ろう。無理に起こすのは可哀想だし。
あー…ほっぺ柔らかいし、ずっと触ってられる。
『ん……?』
「あ、起きちゃった」
『さとる……』
「おはよ」と言いながら腕にぎゅっと絡み付いてくる。
こんな朝が今まであっただろうか。
大体Aの方が先に起きてるから寝ぼけてる姿なんて見ない。
「おはよ」
『……まだ眠い』
寝ぼけたままのAの頭を撫でると、また眠りに落ちていった。
僕の中の天使と悪魔が戦っている。
天使「起こさなきゃ遅刻よ〜!」
悪魔「今日ぐらい遅刻してもいいでしょ〜」
結果、天使は悪魔にボコボコにされたのだった。
眠るAがいい夢を見れるように頭を撫で続ける。
サラリとした髪が指の隙間を通って落ちる。
無防備な唇が寂しそうに見えて、そっと触れてみた。
最近は唇のケアも始めたと言っていたからか、スベスベ艶々で柔らかい。
はぁ〜寝てても可愛いのは罪。僕以外の人に見せらんないね。
それから1時間半ぐらい経って、僕の携帯は傑からお怒りの電話が鳴り響いた。それでAが起きた。
『なんで起こしてくれなかったの?』
「Aが気持ちよさそうで見守ってた」
『何をどう頑張っても遅刻じゃん』
たまにはこういう日があってもいい。
2人で仲良く学長のゲンコツ受け止めよう。
・
*圧倒的ネタ不足により更新ペース落ちてます、すみません!
1261人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sou(プロフ) - 甘々五条さんとっても素晴らしかったです!!こんな素敵な作品をありがとうございます!! (2022年2月15日 11時) (レス) @page25 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ざりがに(プロフ) - 五条先生推しではなかったのですが、めちゃくちゃ好きです!笑勝手ながら、くまこさんの他の小説もたくさん読ませてもらってます♡これからも、よろしくお願いします。 (2022年2月14日 23時) (レス) @page25 id: f02a20b810 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - riyaさん» いつもコメントありがとうございます!キュンキュンしてもらえたなら良かったです☺️また機会があればよろしくお願いします!ありがとうございました✨ (2021年12月7日 12時) (レス) id: b0f5221857 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 五条悟浮気小説が多い中。キュンキュン素敵な物語を読ませてもらいありがとうございました。次回作また楽しみに待ってます💖 (2021年12月7日 9時) (レス) @page25 id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - 雨宮さん» 驚かせてしまってすみません(*_*)嬉しいお言葉ありがとうございます!今は下書きですが、また近々平和な世界線でのお話公開するので気が向けば覗いてみてください(^o^)更新頑張ります! (2021年11月12日 12時) (レス) @page18 id: 05d493dbab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 10時