可愛すぎる彼女の話をしたい【五条悟】

・走るな危険 ページ4

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「待てよA！」

『やだ怖い！追いかけて来ないで！』



鬼ごっこ中？な訳ねぇだろ。

昨日コンビニで買った俺のプリンが無くなってた。


問い詰めるために近付いたら逃げられてこうなってる。




『わっ！』

「おっと、」




廊下を曲がったところで、Aと誰かがぶつかったようだった。

急いで見に行くと、Aが傑に抱きついていた。




「どういう事だテメェ、」

「Aがぶつかってきたんだよ。」

『だって悟が鬼みたいな顔で追いかけて来るから。傑助けて。』

「助けてあげたいけどなぁ。」




Aの手を引っ張って傑から引き離す。

やだやだ、と言うが何が嫌なんだよ。そんなに傑がいいのかよ。




「悟、本当に鬼みたいな顔だよ。」

「うるせー、コイツが悪い。俺のプリン黙って食うから。」

『だって冷蔵庫にあったから！』

「冷蔵庫にあったら人のモン食っていいのかよ！」




ワーワー騒いでいたA。

急に電池が切れたかのように大人しくなった。




『ごめんね、今度買ってくる。自販機でジュース奢るから許して。ね？』

「……許した。」




今度は俺にぎゅっと抱きついて、身長差で自然とそうなってしまう、上目遣いでそう言われたから許すしかなかった。




「悟ってAに甘いね。」

「ダッセェよな、俺。」

『…ダサくないよ、悟かっこいいよ。』

「好き。」




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