可愛すぎる彼女の話をしたい【五条悟】

・気になるのは ページ24

･




「…どう思う？」

『うーん……ちょっと嫌かも？』

「じゃあこっちは？」

『顔はいい。でもガリガリはやだなぁ。』




Aと硝子が雑誌を見ながら何やら話している。





「何見てんだよ。」

「Aと趣味の話してんだ勝手に入ってくんな。」

「1カートン。」

「よしAのタイプはコイツだって。」




ガリガリのソイツを指差した。




『タイプとは言ってないよ。』

「Aガリガリが好きなのか？」

『…太ってるよりかは痩せてる方がいい。でも痩せてるよりかは少し筋肉がほしい。』

「高専で1番良いのは誰？」

『順位とか付けていいのかな。』

「例えば、の話だからいいだろ。」




Aは思い出したかのように顔を赤くした。

そして意外な結果が飛び出した。




『…硝子、』

「え？私？」

『…顔良し性格良し体良し。』

「は？俺は？顔も性格も体格もいいと思うけど。」

「残念だったな五条。Aは私と結婚するって。」

『悟は硬い、硝子は柔らかい。』




それAが言うからセーフであって男が言ったらアウトな言葉だ。


確かに腕枕も嫌がられるし……




「ちょっと脂肪つけるか……」

『え、それはヤダ。』

「どっちだよ。」

『この筋入ってるの好きだよ。』




シャツを捲って腹筋をスッと撫でられる。

あーーくすぐったい。反則だそれは。




「よしもっと鍛えるわ。」

「チョロすぎて笑う。」

『…ほどほどがいいな。』




Aの好みは俺と言われるのを夢に見て。




『夜蛾先生もいい体してるよね。』

「えっ」

『えっ？』




･

・待ち合わせ→←・夢と現実

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す