Story of Songs【あんスタ】【短編集】

占いなら＊逆先夏目 ページ10

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——本当は知ってたヨ。




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「ねぇつむぎ先輩、明日の天気分かりますか？」


「真くん、今何流行ってるか知ってる？」





……そんな、Aちゃんの知りたい事、ボクが皆教えるかラ。



でもキミが何を知りたいのカ、ボクは分からないんだヨ。





「Aちゃん、いいことを教えてあげよウ」



「うぉっ、夏目！なになに、いいこと？」



「ボクの占いによるト、Aちゃんの悩み事はボクに全て話す事デ心配事が消えるみたいだヨ」



「えっ、そうなの！？すごいね夏目！」





まァ、キミが何を悩んでるのかなんて、ボクは分からないんだけどネ。





……いつか、キミとの相性を占ったことがあっタ。



算命学でモ、占星術でモ、タロット占いでモ……相性最悪だったけド。




“動物占い”だけは、相性抜群だっテ。




だからいい加減、こっち向いてくれればいいのニ。





——なんで、よりによってセンパイなノ。





いつもボクたちの所へ来ても『先輩』ばっカ。



ソラまで、『嬉しそうな色な〜』とか言うかラ……。






「センパイのどこが好きなノ？」



「へ！？……うそ、分かりやすかった、私？」



「うン、少なくともボクとソラは気づいてるヨ」



「マジか。……で、つむぎ先輩のどこが好きか〜？うーん…………いや基本全部だけど。強いて言うなら優しいところとかかなぁ、あとお人好しなとこも」



「……そっカ」





ボクは色んなことを知りすぎたのかナ。




——本当は動物占いなんテ、これっぽっちだって興味ないんダ。




願掛けしたくテ、それかラ……





……センパイが羨ましかっタ。





おまじないとかそういうの気にすル、そんなロマンチックなところガ。






フフ、ボクの独白で終わっちゃうのもどうかと思うけド……



ボクが、キミに伝えられない想いを持っていることガ分かってもらえたはずだからネ。






——ねぇ、こっち向いてよ。






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過去一謎。ていうか短くてごめんなさい！

夏目って口調が難しすぎてやばいですね…



この曲も前回同様、めっちゃ歌詞からそのまま感溢れてますが……


曲分かった！とかあったらぜひぜひコメントへ〜！作者がめちゃくちゃ喜びます。




これからもよろしくお願いします！




22.5.22 ゆゆゆ

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