アメリカーノ（青緑） ページ6
青side
神ちゃんが親友から俺の恋人になってくれたあの日
あの日を思い出すと今でも夢やったんやないかと思う…
そんな思いを掻き消すような、すーすーという規則的な寝息
ごろん、と横を向けば俺の愛しい愛しい恋人
長い睫毛を伏せて、時折小さな口をむにゃ、と動かしとる
愛おしくて堪らなくて、優しく抱きしめて髪をそっと撫でる
未だに俺は神ちゃんを抱けてない。
キスは何度かしたけど、そこから先に進めないでいる。
そろそろひとつになりたいんやけどなぁ。
今日はお互いオフやから、家でゆっくりしようと決めてた。
今は昼寝中。神ちゃんは昨日仕事が大変やったようで疲れてたし、俺は深夜まで仕事やったし。
軽く朝ご飯を食ってから、ベッドでだらだらとしていればいつの間にか寝てたってわけ。
青「神ちゃん……ふ、かわええなぁ…」
髪を撫でていた手を頬に滑らせて、親指で撫でる。
ふわふわしてて、幾らでも触れていられそうな肌。
……あかん、勃った。
頬以外の彼の素肌を想像して、ついつい主張する自身のモノ。
罪悪感と羞恥心で、いそいそと彼から離れようとすれば
緑「…りゅ、せ……？」
ゆっくりと瞬きをして、ぼーっと俺を捉える綺麗な瞳。
青「ぁ……起こした？すまん…んっ、」
上体を起こしていた俺の腕を引いて、ぎゅぅっと抱きしめられる。
神ちゃんの体温が、甘い香りがどんどん俺の理性を崩してゆく。
隠せないくらい主張した俺のモノは、神ちゃんの太ももに押し付ける形になってしまって。
緑「……りゅうせ、い？これ…」
段々目が覚めてきたのか、怒張したソレの意味を理解してみるみるあかく染まってゆく顔。
青「神ちゃんの事、抱きたい。」
真っ直ぐ伝えれば、更に真っ赤になる顔。
緑「……おれ、も…流星を感じたい、かも…」
恥じらいを含んだ瞳でそう述べられては、もう俺の理性なんて吹っ飛んで。
上に馬乗りになって、噛み付くように口付ける。
このまま食べられるんちゃうかって思う程小さい神ちゃんの口。
唇の上のホクロ、柔らかい頬、耳へと口付けを落としていけば
次第に漏れてくる吐息。
緑「ぁう……りゅうせ…耳、やぁ…」
絞り出すようなか細い声も、うるんだ瞳も真っ赤な顔も耳も。
全部が俺を興奮させる材料になって。
きっともう、止まれない。
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作者名：だてこーん | 作成日時：2024年2月17日 16時
