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赤side

ソファに腰かけた神ちゃんの傍に。
何で盛り上がってるか聞き耳立ててたから知っとる。

俺と神ちゃんが題材の小説。俺もこっそり読んでみたけど、神ちゃんはもっと乱れるタイプやねんぞって言うてやりたいね。

バレへんように口付けした後、真っ赤な顔の神ちゃんに問いかける

赤「なぁ、今晩もうちでええ?」

緑「……ん」

俺らはメンバーに内緒で付き合ってる

アイツらは冷やかしで言うてるやろけど、まさか俺らが付き合ってて、ソウイウコトまでしてるなんて思ってないはず

スマホいじっとる逆の、神ちゃんの白くて大きな手にそっと俺の手を重ねれば、一瞬ビクッとしてこちらを見て怪訝そうな顔

緑「…なに」

赤「アイツらがやいやい言うてるから、早く抱きたくて。さっきのキスの続きも」

緑「…あほ、聞かれたらどうすんねん」

赤「まあそんときは神ちゃんは俺のやでって示す」

怪訝そうな顔が、みるみる赤く染っていって。
早く神ちゃんを抱きたい。重ねた手をぎゅっと強く握りしめた。



バタン 。

緑「ちょ、シゲ……先にお風呂、」

収録を終え送迎車から神ちゃんの手を引いてダッシュで俺の部屋。

玄関の鍵を閉めて、靴も脱がずに後ろから抱き締める。
白くて綺麗な項にそっと口付けを落とせば身体を震わせて。

緑「っ、ん……シゲ、玄関っ、は嫌」

モタモタと靴を脱いで無理やり俺から離れようとするもんやから、壁に手を縫い付けて口付ける。

緑「っん、…し、げ……んやぁ、」

神ちゃんは強引なのに弱いようで。すぐに目が蕩けて、力が抜けるのがわかる。

赤「一分一秒でも早く、神ちゃんを抱きたいねん…」

そしてもうひとつ、神ちゃんは俺の声にも弱い。
耳元でそう囁けば抵抗をやめて俯き、照れくさそうに唇を尖らせる。

そんな唇を掬いあげるように啄んで、口付けて。
舌を絡ませればイヤラシイ水音と漏れる吐息


緑「……しげ、ベッド…おねがい」


そして、俺は神ちゃんのおねがいに弱い。
水分を多く含み、今にも蕩けそうな瞳に訴えかけられれば直ぐに俺の負け。

姫抱きし、寝室のベッドに優しくおろす

赤「なあ、小説よりもっとすごいもんな、俺ら…」

シーツに両腕を縫い付けて、神ちゃんのちっちゃい口を覆う様に口付ける。

舌で唇をなぞれば少し苦しそうに身を捩って。
酸素を求めて小さく口を開けるから、すぐに舌をねじ込む。


誰にも邪魔されへん、ながいながい2人だけの時間の始まり。

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作者名:だてこーん | 作成日時:2024年2月17日 16時

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