Happy Family (ページ32)

今日:44 hit、昨日:194 hit、合計:7,221 hit

. ページ32

夫が仕事の支度を終えた16:30に、夫のスマホが鳴る。

蓮「はい！お疲れ様です！分かりました！今下に降ります！」

電話の主は、マネージャーさん。

蓮「今、楠見さんから電話が来たから出るわ！さえちゃん、ママといい子にしててね^ ^」
そう言いながらさえの頭を撫でる夫。

さえ「ぱぱ！おしごとがんばってね！さえちゃん、ぱぱのことおうえんしてるねっ(o^^o)」
そう言いながら夫に抱きつくさえちゃんは、とっても可愛い^ ^

麻衣「パパ！行ってらっしゃい！気をつけてね！何事もないようにね？怪我しないでね？倒れないでよ？」

夫が仕事に出かける時必ず掛ける言葉を話しているとさえちゃんも私の真似をして、
さえ「ぱぱ！きをつけてね！なごにごとないようようにね！けがしないでね！たおれないでね！」
と言うけれど、「何事も」がちゃんと言えてなくて「なごにごと」になってる。

可愛いぃぃぃぃぃ(//∇//)と私は悶えていると、夫も私と同じく悶えていた。

蓮「うぉぉぉぉぉ(//∇//)！！さえちゃん、なごにごと、じゃなくて、な、に、ご、と、も、だよ？」
さえ「な、に、ご、と、も、？」
蓮「うん、そうそう！もう一回言ってごらん？^ ^」
さえ「なごにごと！」
麻衣「さえちゃんにはまだ難しいね〜^ ^ゆっくり覚えていきましょうね〜^ ^」
さえ「はぁ〜い！」

夫を見送るはずだったけど、可愛い出来事が起こって3人で楽しんでいると、玄関のインターフォンが鳴った。

♪ピンポーン

麻衣「あれ？なんだろ？パパ、何か頼んだ？」
蓮「俺が頼んだやつは、明日来るはずだけど…」

夫が頼んだ通販品ではなさそうだ。

私は、「誰かな〜」と思ってモニターを見ると、そこには見慣れた顔が映っていた。

麻衣「は〜い^ ^あっ、向井くん、こんにちわ！ちょっと待っててくださいね！」

私が名前を言うと夫が、
蓮「えっ？康二？」
と私の後を追ってきた。

夫の姿を見たさえも、
さえ「え！じーこ！じーこきたの？(o^^o)」
とワクワクしながら夫と私の後に続いた。

私が玄関のドアを開けると、ベレー帽を被った向井くんが居た。

向井「こんにちは〜！めめのこと迎えにきちゃってん^ ^」
と手を振りながらハッピースマイルで言う向井くん。

向井くんは娘の姿を確認すると、
向井「あっ！さえちゃんもうおったんや〜^ ^あ、お膝大丈夫か〜？」
とさえちゃんに優しく声をかけてくれる。

向井くんを見つけたさえちゃんは、
さえ「じーこ！(//∇//)」
と言いながら顔を赤らめていた。