"伝説”は静かにコートへと舞い降りる2【ブルーロック】【ハイキュー】

伝説56 ページ20

Aside

『…あつ』

ちょ、長風呂しすぎたわ。何の会話してるかずっと聞き耳立ててたから…
盗み聞きは良くないっすね、はい。
熱出るー

…あ、マジね？さっき体温37.4だったぜ。
風呂ってこんなに体温上がるものなの？
ふつーに熱？それとも重い病気？コロナとか。

どれでもやべーよ。
今日は早めに寝るわ。


―次の日

あー…終わった。起きられん。寒いとか仕事嫌だとかそういうんじゃなくてさ、なんかだるい。
とりまアンリさんにへるぷ求めるわ。

Aおはよーございます。ちょっとご相談が。
アンリおはよう!どうしたの?
Aなんか色々とだるいんですよ。昨日とか熱測ったら37.4あって。
アンリえ、37.4!?部屋行くからちょっと待っててね!

やはり優しいですな。

約5分後。部屋来て体温測っていただいたら、見事に38.3℃。

ア「絵心さんに今日はAちゃん熱あるから休みますって言っておくね！」

『ありがとうございます…』

ア「食堂まで移動するの辛いでしょ？ご飯持ってくるね！」

『…すみません、迷惑かけて…』

ア「いいのいいの！病気の時くらい頼って！」

ああ、こんな素晴らしい神がいていいものか。


結局、その日は1日休むことになった。
ここの仕事やってると、時間ないーってなってたけど、1日休みだと暇すぎる。

今サッカーの練習したら流石に体ぶっ壊れそうだな…
大人しく寝ておきます。


でも暇なんだよな。誰か話し相手になってー
…あ。電話！電話しよ！名案！
誰にかけよう？2択だけど。

➧ノア
➧カイザー

絶対2人共練習中だろうけど、んなもんお構いなしだぜ。
今日はAのわがままワールド炸裂(予定)だから。

うーん…久しぶりにカイザーにするか。
でもなー。1つ、1つだけ問題が。

今、カイザーのメールブロックしてるんだよ。ブロック解除したら通知が鳴りやまない。
久しぶりにカイザーの連絡先を探して、ブロック解除してみる。

…予想通り。メール999＋件、電話783件。

人間の執念ってすごいね。
…え、何でこんな風になったかって？
まあそれは後程。


枕の横にスマホを置き、電話をかけるボタンを押す。
ワンコールもしないうちに電話越しに久しぶりの声がする。

カ「コレット、お前どこにいるんだ勝手にいなくなるんじゃねえいつも言ってんだろ俺から離れんなって早く帰ってこいせめて場所を言え俺が行く(noブレス)」

これだから…

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