異形の攻 ページ14
ルフィはどんどん前へ進む
海賊側も海軍側も士気は下がらす攻防戦が続いていく
その中処刑時刻を早める準備を進め、そして海軍は大きく仕掛ける
パシフィスタの導入に戦況がおおきく、戦争は急速に流れを変え、最終局面へと一気に流れこむ
後方からのパシフィスタの追撃に湾内に集まっていく海賊たち
ルフィは黄猿に吹っ飛ばされるがジンベエの助けでまた立ち上がった
「大将がでてきた…くそォ！」
「エースの弟！！もう体力切れか！？」
「おォ！隊長たちじゃ！こりゃ百人力！」
黄猿の追撃に応戦するのは白ひげ海賊団の隊長たち
引いていく海軍へ攻めいるのは今だと向かっていく
「何かおかしい…なぜ引くの」
Aは後方からの攻撃と引いていく海軍に違和感を感じて、まさかあれか、と情報を回そうと白ひげに振り返るとその光景に目を見開いた
白ひげ海賊団の1人が白ひげに大太刀を突き刺していた
「(っ、海軍の策にはまったか。こんな時に！この状況をどうにか…ルフィわ！？)」
そろそろ発動するであろう包囲壁にルフィを探す
そして、怒った白ひげが動き出した
氷上に降り立ち、大気をつかみ、海ごと島を傾ける
大気を叩き、マリンフォードの町並みが破壊されていった
処刑台の下に並ぶ三大将が衝撃の軌道を変えたのだ
それを見てAは叫んだ
「っ包囲壁が張られる！！囲み打ちされる！！」
「もう遅いよォ」
「クザンの氷のせいで遅れたがのォ」
「あらら。仕方ないじゃない」
港にあがる壁に大きい音を立てて続々と包囲壁が貼られていく
そして赤犬の放った流星火山で凍った足場がとけていった
だがオーズの倒れている場所は壁が上がらず、そこだけが唯一の突破口となっていた
この状況に、海軍はエースの処刑を執行すると動き出す
「くっ！！間に合うか！？…あれは、ルフィ！？」
包囲壁を水柱が通り、その先にルフィがマストに捕まり壁を越えた
だが降り立ったのは三大将の前
「ムチャすぎる！！」
「エースは返してもらうぞォー！！」
「遅いねェ…んん？」
自然系の彼らには何もあたらず、黄猿の攻撃に吹き飛ばされルフィにトドメを刺そうとしたのを止めたのはAだった
「あれェ、それが君の獣人の姿なんだねェ？」
「まだ少し慣れてなくてね」
半獣に変化し瞬時に包囲壁を超え黄猿の攻撃を受け止める
だがその後ろで、処刑執行の合図がでた
「「エースっ！！！」」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月29日 23時
