生け捕り ページ2
【鬼神一族】
数百年前の姿は獣人が一般的。変化で人間の見た目になれる
体の作りは人間と同じだが、獣人状態の戦闘能力、生命力、が異常に高い。短時間だが飛行能力もあり
時代の流れにつれ人間の姿が一般的になり、それによって混血の者が多くなっていき、純血は減少していった
だが何代かに1度混血の者からでも、純血の者が産まれることがあり、その血が耐えていく事は無かった
現在ではその血統を持つ者の生存者数０人
それ以前は、政府との協定を結び、獣人への変化を禁止するのを条件に一族の知識、力を使いある研究を政府監視下の下行っていた
それが20年前
その研究を我が物にしようとした一族が裏切り、獣人への変化をし政府の人間に手を出し戦争が勃発
そこから、危険因子として裏切りの血を持つ全ての一族を抹殺
研究所と一族の暮らすファミリア島は島ごと地図から消された
「禁書にあった資料だ」
「これをAが読んだと？」
「これだけで自分がそうとなぜ気付くんじゃ」
「何かしらあの子の身に起こっていたんだろうね。"暴走"もそれの一種なんじゃないかい？」
「…そうかもしれんのう」
元帥室に集まっていたのはセンゴク、ガープ、つる、クザン、スモーカーの5人
政府の情報を元にAの行動を振り返っていた
今までのおかしな行動はこの事だったのかとガープは頭を抱えた
そして政府から情報と共に来たAへの指名手配要求
『WANTED ALIVE ONLY 10億ベリー』
必ず生かして政府に差し出せという物だった
「生け捕りだと？」
「政府に献上…ちょっとおかしいんじゃないの」
「あァ。全ての鬼神を抹殺しておるんじゃ。Aもそうするのが普通じゃが…」
「…政府は何か隠してる、か」
「わしらも政府と共に鬼神達と戦ったがおかしな点はいくつもあった。執拗な殺戮じゃとは思っとったが…」
「もし何かしら裏があったとして…あいつにゃァ関係ねェ話でしょう！」
「そうだがどうしても生かして政府側が引き取りたい理由が何かあるんだろう」
「クソ…っ」
「Aはそれを分かって、先手を打ったんだろうね」
Aが1番混乱してるんじゃないかい。とつるは外を見つめる
チッと大きく舌打ちをしたスモーカーは部屋から出て行き、その後クザンも出ていった
「はァ…2つも大きな荒波が同時に来るとはな…」
わしゃァどうすればいいんじゃ…とガープは小さくこぼした
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月29日 23時
