女子会と熱男 ページ21
「それで？最近はどうなの？」
「…どうって、何が？」
「分かってるでしょ？恋バナよ」
ある昼下がり
ヒナとAは海軍本部の給仕室にいた
ヒナが遠征帰りに、最近ある島で有名なお菓子を買ってきたので給仕の子達も混じえいわゆる女子会が行われていた
「べ、別に…スモーカーさんとは、なにもないけど」
「あら。スモーカー君とは言ってないわ？」
「っしまった…」
つい名前を出してしまい余計に墓穴を掘ったAに、給仕の子達はキラキラと目を輝かせた
「この間噂になってましたよ！ある海兵が、Aさんの部屋からスモーカーさんが出てきたって！しかもシャワーがどうって」
「ふふ、それはよくある事よ。Aの部屋なのかスモーカー君の部屋なのか…」
「そうそう。普通に勝手に入ってくるからね、あの人」
「そうなんですかぁ。じゃあ、これは？！2人の会話が意味深だったって！」
「あー！お腹に何したのってやつでしょ？！」
「あら。それは私も気になるわ？ヒナ知りたい」
「そ、それは…虫がお腹にいて…それをスモーカーさんが…」
「「「……」」」
なんとも意味のわからない言い訳をしたAを3人は？マークいっぱいで見ていた
「だ、だから！とくに何も！ないの！！」
「うふふ。分かったわ？あら、もうこんな時間。A、そろそろ行くわよ」
「(たすかった…)じゃあね」
給仕室を出た2人
そして角を曲がったあとガチャンとヒナの能力でとらえられたA
「ぅえっ？！」
「それで？どういうことかしら？」
「こ、ここまでしなくてもー！！」
その後はしっかり絞られたAだった
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「はぁ〜。つかれた」
ヒナと別れた後、Aはクザンに用があるので部屋へ向かった
「クザンさーん…あれ、居ない？」
近くにいた海兵に聞けば今朝から自転車で出ていったと
ホントに人の事言えんな、と思いながら引き返そうとすれば前からサカズキが歩いてきたのが見え、またくるっとUターンした
「A！何逃げようとしちょる。いい所に来たのォちょっと付き合えィ」
「ぅげ〜」
連れられ向かったのは道場で、サカズキを崇拝するぐらいの熱男達が熱心に鍛錬をしていた
「なにするの…？」
「この前の罰じゃァ。こいつらと1時間相手せェ！」
「昨日罰任務してきたとこなのにー！！」
「往生せェ、A」
「ひーーん！」
みっちり1時間汗だくになりながら打ち合いをしたのだった
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
