むしさされ ページ17
コンコン
「A中将殿。センゴク元帥がお呼びで…
「今シャワーしに行ったとこだ」
「え！？スモーカー大佐っ！お疲れ様です！」
「あァ。俺も元帥に用があるんでな、俺から伝えておくからお前は戻れ」
「はっはい！宜しくお願いします！失礼します！(…どういう関係なんだろう)」
新人海兵君は2人の関係にドキドキしながら仕事に戻っていった
部屋を出ようとしていたスモーカーは、一旦部屋に戻りシャワーを浴びているAにドア越しに伝言を伝えた
「おィ、元帥が呼んでるんだとよ。終わったら向かえ」
「えぇー、なんかやな予感する…。わかったよ、ありがとうー」
「じゃァな」
スモーカーは元帥室に向かった
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「失礼しますよォ」
「スモーカーか。もっと早くに来ると思っていたが、やけに遅かったな」
「Aんとこに居たもんで。シャワーするってんで、後で来ると思いますよ」
元帥室に来たスモーカーは別に嘘つくことでもないとさっきまでAの所にいた事を話す。よくあることだからだ
「あァ、お前が聞いたのか、そうか。だが本当にお前らは仲がいいな。妹のように可愛いだろう」
「さァ、そりゃどうでしょうかねェ」
「？」
「それよりこの間話したことですが…」
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「ふー、さっぱり」
シャワーを浴び終えたAは髪を拭きながら今日の服を取り出し着替えていた
ふと鏡に映る自分の体を見ると点々と紅いのがあり、いつもの服を着るとおへその上の紅い花が見えてしまう状態だった
「これはちょっと恥ずい。どうしよ…」
隠しすぎるのもよくないかと思い絆創膏を張って用意を再開した
そして元帥室へ向かう途中、前からスモーカーが歩いてくるのが見えた。先に用事は終わったようだ
さっきまで一緒にいたのに、出くわすだけで嬉しくなってる自分がいた
「これからか…どうした、その腹わ？」
「えっ！？いや、だって…」
「…あァ、俺か。わりィな」
いつもの様に葉巻をくわえながら、少しニッと笑って頭を撫でて歩いていったスモーカー
少しその後ろ姿をぼーっと見て、Aは元帥室に足を向けた
その一部始終を影から見ていた海兵2人は、中将の腹に何したの？大佐？！と密かに話題になっていた
「お待たせさーん」
「やっと来たか」
「これでも急いだ方だよ」
「どこがだ。まァいい、…ん？その腹の絆創膏どうした？」
「むむむ虫に刺されたっの…」
「…？そうか」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
