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ページ37

白龍がそう言うと、おぉ、と民から歓声が沸き上がる。


「白龍様!」

「ついに…我らの王が」

「我らの王が現れたのですね!」

『わ。王だってヨナ。良かったね』

「それにしても、すごい盛り上がりようだね」

「王って王族だから?」


ヨナの疑問に答える。


『いや、それなら私だって一応血筋的には姫だし』

「赤い髪だから緋龍王だと勘違いしてんのかもな」


勘違いじゃないけどね。

実際、緋龍王の化身のはずなんだけど。


「でも私、緋龍王の血筋なんか残ってないよ」

『血筋とかいう問題じゃないんじゃない?』


なんでヨナが緋龍の化身になったかは分からないけどさ。

私はヨナを守れるんだったら何でもいいけどね。


「主よ。もしよろしかったらお名前を…」

「ヨナよ」

「ヨナ…様」


白龍に名前を聞かれると、ヨナが視線を落とす。

そして視線を落としたまま言う。


「私…貴方の王でも主でもないわよ。自分と仲間のために、神の力を欲しがる、不届きもの」

『お?』

「ちょ…黙っとこうよ、そういうことは」

「最初に貴方の力を借りたい、いいかしら?」


あー、もう天然たらし発揮しないでー。

もうこんな可愛い子にこんな風に言われたら、いいですよって即答しちゃうじゃん。


「…光栄の極みにございます。貴女が誰であろうと、どんな目的があろうと、今から私はあなたの龍です」


…うん、わかってたよこうなることは。

まあ、ここまで言わせるってことは、さすが緋龍の化身ってとこかな?


_


『あっさりしすぎてたね』

「ホント、思ったよりもすごいあっさりしてた。それにしても、なんであんなこと言ったのさ」

「だって、彼に嘘をつくのは嫌だったもの」


あー、もう。

可愛すぎじゃねぇか、うちの妹。

天然すぎるよー。愛され枠だよー。


「だけど、姫だって言ったら向こうもびっくりしてたわね」

『姫がこんなところにいるとは思わんでしょ』


そういうと、ヨナは頬をプゥッと膨らませる。


「その性格で姫の、セナに言われたくないわ」

『性格のことは言わない約束です』

「してないわよ、そんな約束」

「今の、まんま俺の時と同じ会話だよね?」


指摘されちゃったな。

こうなっちまうんだよ、残念なことに。


『だけどいーじゃん。姫だって私、言ってないし』

「そういう問題じゃないわよ。旅を一緒にしていたらいずれわかるわ」

『そうかな?』


そしてヨナの言葉が、この数分後に合っていたと証明されるのであった。

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千々 - ありがとうございます!セナの秘密は…ジェハとの出会いで明かされるかも…!?更新頑張ります! (10月24日 21時) (レス) id: a6aff5c4e4 (このIDを非表示/違反報告)
ナルト&マギ&銀魂LOVE♪の朱雀 - 単刀直入に言います!大好きです!面白いから!他の三名の登場を楽しみにしています!セナの秘密についても楽しみです!更新頑張ってください! (10月24日 20時) (レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
千々 - ありがとうございます!ギャグをかきたいと思っていて。シリアスとギャグ、双方お楽しみいただけたら嬉しいです。 (9月26日 4時) (レス) id: 954f46a913 (このIDを非表示/違反報告)
わし - え、待って?好きすぎて笑うw更新待ってます!頑張ってください! (9月24日 21時) (レス) id: 60407ae82c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千々 | 作成日時:2019年9月8日 5時

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